浮気調査に関するプライバシーについて〜重要性と注意すべきこと〜

1．浮気調査に関するプライバシーの重要性

最初に、浮気調査に関するプライバシーの重要性を解説します。

1-1．浮気調査はプライバシーの侵害にならない

「浮気調査はプライバシーの侵害になるのでは？」と疑問に感じている方が多いので、まずはその点から説明しましょう。結論から申しますと、浮気調査はプライバシーの侵害になりません。基本的に、探偵業者は探偵業法と呼ばれる法律に基づいてさまざまな調査を行っています。浮気調査の基本は張り込みや尾行ですが、これらは探偵業法で法的に認められているのです。けれども、浮気調査を行う際はプライバシーに配慮しなければなりません。

1-2．訴えられる可能性がある

では、なぜ浮気調査を行う際はプライバシーに配慮しなければならないのでしょうか。その理由の1つに、プライバシーの侵害として訴えられる場合があるからです。浮気調査における張り込みや尾行はプライバシーの侵害になりませんが、状況によってはプライバシーの侵害になる場合があります。たとえば、自宅への不法侵入やトイレ・お風呂での調査です。ラブホテルへの出入りを調査すること自体はプライバシーの侵害にはなりませんが、部屋に入るなどの行為はプライバシーの侵害に当たる可能性があります。その点をしっかりと理解した上で、浮気調査を行わなければなりません。

1-3．探偵の違法調査は依頼者の罪になる

依頼した探偵業者が違法調査を行っていた場合、それは依頼者の罪になる場合もあります。つまり、探偵がプライバシーを侵害して浮気調査を行っていることが判明すると、依頼者もプライバシーの侵害として訴えられる可能性があるというわけです。ただし、違法調査をすると知らなかった場合は依頼主の罪は免れますが、違法調査で得た情報は裁判では無意味になります。プライバシーを侵す違法調査は、依頼主にとってもリスクがあることを知っておかなければなりません。

1-4．浮気の証拠がつかみにくくなる

浮気調査でのプライバシーが重要なのは、浮気の証拠がつかみやすくなるからでもあります。浮気調査を探偵業者へ依頼する際、調査対象者のことについてさまざまな情報を提供することになるでしょう。その個人情報が流出し悪用されることになればプライバシーの侵害などで訴えられる場合もあるほか、調査対象者の警戒心が強まり、浮気の証拠がつかみづらくなってしまいます。浮気の証拠は裁判時に役立つ材料でもあるため、浮気の証拠が用意できないと慰謝料請求が却下される可能性があるのです。裁判で優位になるためにも、浮気調査におけるプライバシーは重要になります。

1-5．名誉毀損で訴えられる可能性も

プライバシーに配慮できない浮気調査を行うと、相手から名誉毀損で訴えられる可能性もあります。実際に起きた事例として、浮気調査で得た証拠を依頼主以外の人に無断で公表し、名誉毀損で訴えられたというケースがありました。依頼主以外の第三者に浮気調査で得た情報を無断で公表することは、探偵業法において違法となります。このことを知らずに浮気調査を行う悪質な探偵業者が存在しているので、より慎重に探偵業者を選ばなければなりません。

2．探偵業者による浮気調査とプライバシー

ここでは、探偵業者による浮気調査とプライバシーや、浮気調査のメリットとデメリットについて詳しく説明します。

2-1．プライバシーの侵害となるケース

前述したように、探偵業法では張り込みや尾行はプライバシーの侵害になりません。けれども、調査方法によってはプライバシーの侵害となるケースがあります。なお、浮気調査でプライバシーの侵害に当たるケースは、以下のような行為です。

• スマホ内の個人情報を勝手に見る
• ストーカーとみなされる行為
• 個人の所有物にGPSを仕掛ける

夫婦財産や共有しているものをチェックしたり、共有物などにGPSを設置したりするのは構いません。プライバシーの侵害に当たるのは、個人のものを勝手に扱ったり見たりすることです。浮気調査を行う探偵業者が、そのプライバシーの侵害になるラインをしっかりと理解しているかが大切になります。

2-2．浮気調査の内容を確かめる

探偵業者の多くは、探偵業法に基づいて張り込み・尾行・追跡等を行っています。接触人物や浮気相手の特定・調査も行い、浮気の証拠をつかむまでが浮気調査の主な内容です。けれども、どのような方法で浮気調査を行うのか、どのような機械を使うのかは探偵業者によって異なります。探偵業者へ浮気調査を依頼する際は、具体的な調査方法を教えてくれるか、質問した際は丁寧に答えてくれるかに注目してください。違法調査を行う探偵業者は、いい加減な対応をする傾向があります。

2-3．無料相談もプライバシーに配慮されているか

浮気調査の内容だけでなく、依頼主が探偵業者へ相談する際にもプライバシーに配慮されているか、チェックすべきポイントです。プライバシーの配慮が足りていない探偵業者に相談した結果、そこから個人情報が流出したというトラブルも起きています。一度流出した情報はもとには戻らないので、配偶者にも浮気を疑っていたことがバレてしまうこともあるでしょう。そのような事態を未然に防ぐためにも、個人情報を厳守しているか、プライバシーに配慮しているか、探偵業者のホームページ等で確認してください。

2-4．探偵業者に浮気調査を依頼するメリット・デメリット

では、探偵業者に浮気調査を依頼すると、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。それぞれについて詳しく説明します。

2-4-1．メリット

探偵業者に浮気調査を依頼するメリットは、自分で調査をするよりも浮気の証拠を確実に押さえられることです。浮気調査のプロなので、調査対象者の行動傾向を把握しながら浮気の証拠をつかみます。また、探偵業者の中には、専用の機械を使って、暗闇の中でも確実に浮気の証拠を押さえられるのです。そのほか、個人では特定できない浮気相手の情報が分かったり、調査後にどうすべきか専門的なアドバイスをもらったりできるでしょう。

2-4-2．デメリット

自分で浮気調査をするよりも、費用がかかる点です。浮気調査を依頼する際の費用は調査期間や状況などで異なりますが、数万円～数十万円はかかります。また、悪質な探偵業者とのトラブルにも注意しなければなりません。

3．浮気調査での注意点

ここでは、浮気調査での注意点をいくつか紹介します。

3-1．探偵業の届け出をしているか

探偵業者に浮気調査を依頼する前に、ホームページや事務所等に探偵業の許可番号を掲載しているか、必ずチェックしてください。基本的に、探偵業を営むためには、事務所を構えている地域の公安委員会に探偵業の届け出をする必要があります。つまり、探偵業の届け出をしていない探偵業者は悪徳業者の可能性が高いというわけです。探偵業の届け出をしていない探偵業者には気をつけてください。

3-2．複数の探偵業者を比較することも大事

探偵業者選びで押さえるべきポイントの中で、特に大事なのは複数の探偵業者を比較することです。比較すれば、それぞれの特徴が分かりやすくなりますし、優良業者も見極めやすくなります。また、浮気調査によるプライバシーに関しても、ホームページ等にどのくらい記載があるのか、各探偵業者で比べることもできるでしょう。プライバシーに配慮していない探偵業者には、何らかの欠点があったり疑問要素がたくさん出てきたりします。

3-3．口コミや評判もチェックしよう

探偵業者に浮気調査を依頼する際は、その探偵業者の口コミや評判をインターネットでチェックしてください。悪質な探偵業者には悪い口コミがついていたり、評判がよくなかったりする傾向があります。いい口コミではなく、悪い口コミのほうを信じたほうが、優良探偵業者が見つかりやすくなるでしょう。また、ほとんどの探偵業者が無料相談を行っているので、そこでどのような対応をしてくれるのかにも注目してください。

3-4．探偵業者には守秘義務がある

探偵業法に基づき、探偵業者には依頼主から得た情報を守る「守秘義務」があります。依頼主の個人情報だけでなく、浮気調査で得た情報すべてが守秘義務の対象です。そのことについて、探偵業者からしっかりと説明があるかにも注意したほうがいいでしょう。優良の探偵業者は、ホームページ等で守秘義務についての記載があります。

3-5．浮気調査なら探偵社アヴァンスへ

探偵業者に浮気調査を依頼したいけれどプライバシーの問題で不安になっている方は、ぜひ探偵社アヴァンスにご依頼ください。探偵社アヴァンスでは、個人情報を保護することの重要性を十分に認識し、プライバシーポリシーを定めています。なお、匿名またはニックネームでの無料相談も可能です。配偶者の浮気でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

4．浮気調査とプライバシーに関してよくある質問

浮気調査とプライバシーに関する質問を5つピックアップしてみました。

Q．探偵が行う浮気調査は、個人情報保護法違反になるのか？
A．違反になりません。個人情報保護法は「個人情報データベース等を事業目的に供している者」が個人情報を適切に管理するために定めた法律です。この法律における個人情報は、依頼主の個人情報となります。つまり、探偵が行う浮気調査とは主旨が異なるため、個人情報保護法違反にはなりません。

Q．尾行・張り込みで違反行為になるケースは？
A．尾行・張り込みを行うために、調査対象者の自宅に無断侵入するケースです。前述したように、探偵が行う尾行や張り込み自体は違法にはなりません。けれども、盗聴器や盗撮器を仕掛けるために住居へ無断侵入するという行為は、住居侵入罪として訴えられる可能性があります。自分で浮気調査をする際も、違法行為に注意しなければなりません。

Q．探偵業者の違法行為で起きたトラブル例は？
A．浮気調査で違法行為をする探偵業者は、契約書どおりの調査を行いません。その結果、依頼内容をもとに脅されたり、金銭を要求されたり、契約金を支払った後に調査をせず行方をくらましたりするなどのトラブルが起きています。

Q．違法行為をしない探偵業者の特徴は？
A．探偵業の届け出をしているほか、法律に関する情報にも詳しい傾向があります。依頼主の状況に合わせて、最適なアドバイスや対処法を丁寧に説明してくれる探偵業者なら安心して依頼できるでしょう。また、犯罪に関わる調査や違法調査を行わないと、ホームページ等で明言している探偵業者も安心して依頼できます。

Q．浮気調査を依頼する前にチェックすべきことは？
A．どのような方法で浮気調査を行うか、必ず詳しく尋ねてください。実際に、説明してくれた内容と同じ方法で浮気調査を行っているか知りたい方は、同伴調査を依頼するといいでしょう。探偵業者の中には、探偵と一緒に調査対象者の動向が確認できる同伴調査を行っているところがあります。

まとめ

いかがでしたか？ 浮気調査を行う探偵業者は、探偵業法に基づいて調査を行うのが基本です。探偵が行う尾行や張り込みは違法行為になりませんが、勝手に個人のものにGPSを設置したり、住居へ侵入したりするのは違法行為になります。探偵業者の中には、違法行為で浮気調査をしては高額な金銭を要求してくる悪質な業者が存在しているので注意しなければなりません。プライバシーに配慮して浮気調査をする探偵業者か、見極めるのも大切なポイントとなります。探偵社アヴァンスでは、個人情報やプライバシーに配慮した浮気調査を厳守しているので、ぜひ一度ご相談ください。