不倫をやめさせる方法は? 夫婦関係改善に役立つ3つのポイント

結婚をしているのに不倫を繰り返す人は、男女ともに一定数います。「もう勝手にしろ」と放りだせるのならばよいのですが、「何とかしてやり直したい」という方も多いでしょう。

そこで今回は、配偶者の不倫をやめさせる方法をご紹介します。見て見ぬふりをしても、不倫は解決しません。時には厳しい態度で臨むことも大切なのです。

  1. なぜ、不倫をするのか?
  2. 不倫をやめさせるには?
  3. もう一度夫婦関係を築き直すためには?

1.なぜ、不倫をするのか?

この項では、人が不倫をしてしまう原因をご紹介しましょう。男と女では不倫をする理由が微妙に異なるのです。

1-1.夫が不倫をする場合

夫が不倫をする場合というのはスリルを求めてということが多いようです。家に献身的な妻がいて、かいがいしく自分の世話を焼いてくれるという人の中には、結婚生活に物足りなさを感じる人もいるのです。

また、妻が妊娠や出産をして以前より自分をかまってくれなくなると、浮気に走る人もいます。どちらにしろ、妻の優しさや愛情に甘え切っている男性が不倫をしやすい、といえるでしょう。

1-2.妻が不倫をする場合

女性が不倫をする場合は、男性と違って「寂しさ」を理由にすることが多いようです。夫の仕事が忙しく、帰宅が深夜だったり単身赴任だったりすると他の男性と仲良くなってしまう妻もいるのです。

また、夫が暴力的だったり、酒浸りだったりすると結婚生活から逃げ出したくて不倫に走ってしまう人もいるでしょう。しかし最近は男性と同じように、スリルを求めて浮気をする女性も増えているそうです。

1-3.肉体関係があっても不倫に問えないケースは?

  • 既婚者であると浮気相手に告げずに不倫をした
  • 風俗店に通っている
  • 18歳未満と浮気をした

このような場合は、たとえ相手と肉体関係があっても法的には不倫と認められません。特に18歳未満と肉体関係を結んでしまった場合は、たとえ相手の同意があっても児童福祉法に問われる可能性があるので注意が必要です。場合によっては不倫よりも深刻な問題になってしまうかもしれません。

また、既婚者であることを隠して浮気をしていた場合は、逆に浮気相手からも慰謝料を請求される可能性もあることを覚えておきましょう。結婚の約束などを口走っていた場合は、結婚詐欺で訴えられる可能性だってあります。

2.不倫をやめさせるには?

「何度頼んでも夫(妻)が不倫をやめてくれない」と悩んでいる人は多いでしょう。そこでこの項では、不倫を確実にやめさせる方法をご紹介します。配偶者の不倫をやめさせたい場合は、時には荒療治も必要です。

2-1.不倫の証拠を確実につかみ認めさせる

不倫をやめさせる第一歩は、不倫の証拠を確実につかむことです。

  • 不倫相手とやり取りしたメールや通話記録
  • 浮気相手に買った品物のレシート
  • GPSの走行記録・浮気相手と旅行に行った際の切符の版権やクレジットカードの明細

など、不倫の証拠になるものはたくさんあります。その中でももっとも確実なのは、ファッションホテルに出入りするところを撮影した写真です。

素人でも撮影をすることは可能ですが、探偵業者に依頼をすればより確実でしょう。証拠をそろえれば相手もしらを切り通すことはできません。また、話し合いは夫婦二人だけでなく、お互いの両親や弁護士なども同席してもらいましょう。

配偶者によっては、浮気が見つかっても開き直る場合もあります。第三者が同席すれば、冷静な話し合いができるでしょう。

2-2.配偶者と不倫相手にペナルティを課す

慰謝料というと離婚をしなくてはもらえないものというイメージがありますが、婚姻関係を解消しなくても慰謝料を請求することは可能です。

また、浮気相手にも慰謝料を請求できますので、内容証明を送っておきましょう。浮気相手がどこのだれか不明である、という場合は写真と同じように探偵業者に依頼をすれば突き止めてもらえます。内容証明に法的な拘束力はありませんが、「こんな手紙は受け取っていない」と言い逃れをすることは不可能です。

浮気相手が悪質な場合は浮気相手の親族や勤め先に連絡をするという手段もあります。ただし、これをおこなう際には必ず弁護士に相談をしてから実行しましょう。経済的なペナルティを課せば、配偶者も不倫相手も「浮気は悪いことである」ことが身に染みるはずです。

2-3.身内や友人に配偶者が浮気をした事実を告げる

配偶者が開き直ったり、浮気を反省していない場合は、配偶者が浮気をしたことを身内や友人に包み隠さず話しましょう。特に男性の浮気は日本では大目に見られてきましたが、最近は「配偶者に対する重要な裏切り行為である」という考えが浸透してきました。

また、職業によっては不倫をすれば昇進が難しくなることもあります。友人や身内から「奥さん(旦那さん)を悲しませて」と強く非難される場合もあるでしょう。ここまですれば、「不倫はこりごり」と大半の人は思うはずです。

3.もう一度夫婦関係を築き直すためには?

では、浮気をした配偶者ともう一度夫婦の絆を取り戻すにはどうしたらよいのでしょうか。この項では、浮気をした配偶者ともう一度信頼関係を取り戻す方法をご紹介していきます。

3-1.自分のことも反省してみる

浮気をした配偶者が一番悪いですが、自分にも悪いところがなかったか反省してみましょう。特に家庭を顧みなかった人は、妻や夫の気持ちも理解してあげましょう。また、アルコール依存症やカッとなると暴力をふるってしまうクセのある人は、カウンセリングを受けたり、専門の病院で治療をする必要があります。

3-2.相手にペナルティを課しながらも受け入れてあげる

浮気をした配偶者のおこづかいをなくしたり、家計費を与えなかったり、行動を監視したりすることは仕方がないことです。しかし、あまり長い間行動を監視したり、信用しなかったりすると、配偶者の気持ちまで離れてしまうでしょう。自分の中の「許せない」という気持ちに折り合いをつけ、相手を許すことも大切です。半年後、1年後と区切りをつけて自分が配偶者を許しているかどうか自問自答してみましょう。

3-3.肉体関係は無理に復活させなくても良い

不倫した配偶者と再び肉体関係を結ぶことに嫌悪感を抱く人は少なくありません。そのような場合は無理をしなくても大丈夫です。セックスレスは離婚の理由になりますが、配偶者に不倫の前科があれば、たとえセックスレスでも相手から離婚を切り出すことはできません。時間をかけて再び信頼関係を結びなおすまで、無理に肉体関係を持とうとしないほうが良いでしょう。

また、自分の楽しみを見つけ、配偶者なしでも人生を楽しんでください。それもまた、配偶者の反省を促せるでしょう。

おわりに

今回は不倫を確実にやめさせる方法をご紹介しました。

まとめると

  • 不倫をする原因は男女で違う
  • 不倫をやめさせるには、不倫を認めさせることが大切
  • 経済的なペナルティを課して自分は悪いことをしたのだと納得させる
  • 夫婦として再び頑張っていく場合は許すことも大切

ということです。

浮気は遊び、不倫は文化という意見も一部ありますが、浮気をすればたくさんの人が傷つきます。特に子供は親が不倫をしていると非行に走ったり、不登校になったりすることもあるでしょう。

また、不倫相手に子供ができてしまえば、何十年にもわたって確執が続くこともあります。まさに、不倫は百害あって一利なしです。少々痛い目にあってもらってでもやめさせましょう。