あなたの家にも盗撮器があるかも! 自分でできる見つける方法は?
電車などで毎日のように起こっている盗撮事件ですが、何も盗撮は電車で行われるだけのものではありません。あなたの自宅や勤務先、公衆トイレなどでも多く行われています。
自分の家に盗撮器が設置され、日常生活や夜の営みなどを盗撮されていたとしたら。しかも、それがインターネットの動画サイトなどに流出していたとしたら……考えるだけで恐ろしいですよね。
そこで、今回は盗撮器を見つける方法について詳しく解説していきたいと思います。ぜひ、最後までお付き合いくださいね!
1.盗撮器の基礎知識
昔は電源を利用しないカメラによる盗撮もありましたが、現在の盗撮器はビデオカメラが主流です。そのため、長時間の盗撮には電源が必要となります。
電源は、電池で供給される『電池式』と、100V電灯線に寄生して供給される『寄生式』の2種類です。自由に出入りできる場合へ仕掛ける場合には主に電池式が選択され、逆に出入りが自由にできない場所へ仕掛ける場合には寄生式が選択される傾向にあります。
1-1.どこに仕掛けられているの?
盗撮器は室内・室外を問わず、あらゆる場所に設置することが可能です。しかし、盗聴器とは違ってカメラですから、対象となる人物を撮影できる場所でなければいけません。また、盗聴器よりも場所が限定されるため、比較的見つけやすいといえます。
では、どのような場所に仕掛けられていることが多いのでしょうか。
仕掛けられていることの多い場所一覧
- 室内照明周り
- テレビや壁掛け時計などの家電製品
- コンセント付近
- 天井の裏側
- トイレ
1-2.盗撮器の種類について
盗撮用カメラとなりうる機材にはどのようなものがあるのでしょうか? 代表的なものは以下となります。覚えておきましょう!
- カメラ付き携帯電話
- デジタルカメラ
- デジタルビデオムービー
- 無線式小型カメラ
- 赤外線カメラ
2.自分でできる盗撮器発見法
一昔前は容易に手に入らなかった小型カメラも、最近ではインターネットなどで利用すれば簡単に手に入れることができます。気が付かないうちにいろいろな場所へ仕掛けられているかもしれません。安心できる生活を送るためにも、自分でできることを覚えておきましょう。
2-1.自分の目で探す
まずは部屋のコンセント付近や電話線のある場所を探しましょう。最近のカメラは小指の先ほどしかない極小さなタイプも多くありますので、慎重に探してみてください。ただし、電池で動くものに関しては当たり前のことながら電池以上の大きさは必ずあります。注意深く観察すれば見つかることもあるでしょう。
ただし、自分で見て触って探す上で注意しなければいけないことがあります。盗撮器を仕掛けられている場所は、電気機器の内部やコンセント内部、電気配線上など電気が通っている場所であることが多いからです。感電の恐れがありますので、特にコンセント付近などは細心の注意を払いましょう。
カメラを見つけるポイントとしては、自分の姿が見える位置を中心に探すことです。盗撮器は盗聴器と違い、設置場所に関係なく効果が出るものではありません。被写体をレンズが捉えられなければ意味がないのです。
2-2.盗撮器発見器を利用する
盗聴器の発見器は聞いたことがあっても、盗撮器の発見器というのはあまり聞き覚えが無いと思います。しかし、実は盗撮発見器も最近は一般的になってきており、インターネットなどで簡単に購入できるのです。
盗撮発見器には『光学式発見器』と『電波式発見器』があります。光学式発見器は盗撮器のレンズに反応して発見する仕組みで、電波式発見器は盗撮器の電波を検知して発見する仕組みです。
では、どちらの方が良いのでしょうか。
まずは光学式について。光学式は無線式・有線式どちらのカメラも発見が可能な万能型です。ただし、レンズに光を当ててカメラを発見する方式のため、探査に時間がかかってしまうデメリットがあります。
一方、電波式は無線式盗撮器を発見するのに効果を発揮する発見器です。無線式を探すことに特化しているため、より正確、よりスピーディーに発見してくれるでしょう。ただし、デメリットとして有線式の盗撮器を発見することができないということがあります。
本来はどちらを選ぶのか、ではなくどちらも使用することが理想です。しかし、発見精度を上げるために高い発見器を買おうとすると、両方買うのは難しいこともあるでしょう。その場合には『探査に時間をかけられるのか』や、『無線式・有線式どちらが仕掛けられやすい環境なのか』などを頭の中で整理してから選びましょう。
おすすめの光学式発見器
1番のおすすめはサンメカトロニクス社製の『スパイカメラハンター』です。無線式のカメラから出る電波を検知する『無線ディテクター機能』を搭載しており、効率のよい調査が可能でしょう。また、操作性が良いため初心者でも安心して使用できます。
次点でおすすめなのが『START』という発見器です。STARTは4倍率の光学レンズを用いているため、ほかの商品と比べると圧倒的に反射光が大きく、鮮明に得られるのが特徴。さらに、夜間では最大50mまで感知距離が得られる優れものです。ただし、少々重いのと、ピンと調整が面倒なのがデメリットとなります。
おすすめの無線式発見器
1番のおすすめはエーオーアール社製の『AR-STV』です。 無線式盗撮発見器の最高峰機種で、非常に高い正確性を持っています。ATMの盗撮事件を契機に銀行に設置されるようになった盗撮発見装置と、ほぼ同等の性能があるそうです。
次点でおすすめなのがサンメカトロニクス社製の『WCH-250X』です。正確性はAR-STVに及びませんが、広い捜索範囲があります。また、操作性の簡単さが特徴なので、初心者におすすめです。
3.盗撮器を確実に撤去するには?
盗撮器は自分でも見つけることはできますが、やはり確実性には欠けます。確実に盗撮器を撤去したいという場合には、やはりプロに依頼するのが手っ取り早いでしょう。
3-1.探偵事務所に依頼する
盗撮器を見つけるプロとして真っ先に上げられるのは『探偵』です。探偵は盗聴器や盗撮器を見つけ出す技術に精通しているだけでなく、犯人を見つけることにも一役買ってくれます。電池式の盗撮器などは犯人自らが定期的に入れ替える必要があるため、張り込みなどで見つけてくれるでしょう。
ただし、中には大した技術も無いのに請け負う悪徳な探偵業者もあります。実績などを調べて、じっくりと検討してから依頼しましょう。
3-2.盗聴器・盗撮器の発見業者に依頼する
盗聴器・盗撮器の発見を専門にした業者というのが存在しています。彼らはその道のプロですので、とても高い精度で発見してくれるでしょう。ただし、探偵事務所とは違って見つけることに特化しているため、犯人を捜す作業は期待できません。再度仕掛けられる可能性を考えて、探偵と併用するのも一つの手でしょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回は盗撮器を見つける方法についてご紹介しました。盗撮器には電源が必要であり、さらに人を写せる場所でなければ意味がありません。犯人の目線に立って設置されやすそうな場所を探しましょう。
また、盗撮は男性が女性の家に付けるのが普通。寝室やトイレ、風呂などは比較的仕掛けられていることが多いでしょう。特に風呂は換気のために開けっ放しにしてしまう人が多く、さらに風呂場は道に面していないことが多く目に付きづらい場所。仕掛けやすい場所ですので、真っ先に調べておきましょう。