もしやいじめられている?見逃したくないサインと確認方法・接し方
大事な我が子がもしいじめにあっていたら…親であれば一度は心配したことがあるのではないでしょうか。いじめがあっても、なかなか周囲に相談しにくいといった現状も。この記事では、子供がいじめられている場合について、そのサインの見つけ方などを紹介します。
以上2つのポイントを押さえれば、解決への第一歩となるでしょう。現代のいじめは、昔より陰湿になってきています。子供を最悪の状況から救うためにも、ぜひ考えてみてください。早速見ていきます。
1.子供がいじめられている?サインはコレだ!
いじめがある場合、子供はその事実をひた隠しにするかもしれません。そうなると、最悪の事態も心配しなくてはならないケースも出てきます。子供がいじめられている場合、そのサインとしてはどんなものがあるのかを紹介しましょう。
1-1. 学校に行きたがらない
朝、布団からなかなか出てこなかったり、身体の具合が悪いからと学校を休みたがったりすることが増えてきた…それはいじめを受けているサインかもしれません。体調が悪くないのに悪いと言って、休みたがることもあれば、いじめを受けているストレスで本当に体調が悪いことも考えられます。また、布団から出てこないのは、睡眠不足かもしれません。いじめを受けているため、学校に行くことへの不安感から睡眠不足になっているのです。遅刻が増えたり、早退が増えたりするのも心配。学校には行きたくないけど、行かなければいけないという気持ちもあるので、無理をしていることが考えられるでしょう。
1-2.いじめを受けている子の表情や態度
もしいじめを受けていたら、子供の表情は、暗くなります。また、家族との会話も少なくなることが多いでしょう。学校や友達のことについての会話が減るのが一般的です。学校に楽しさを見いだせなかったり、友達から仲間はずれにされていたりするために、こうなるのかもしれません。いじめられていることを相談できないので、口もかたくなるでしょう。また、ささいなことで怒ったり、物にあたったりすることがあります。思春期で反抗期の子供にはありがちですが、こうした態度が見られたら、注意深く観察するようにしましょう。また、自分の部屋に閉じこもることが増えるのも心配。いじめを受けているために、周りの人とかかわりたくないのかもしれません。
食欲がなくなる子もいます。自分では受け止めきれないダメージを受けた場合に、ご飯をだまって食べるようになったり、食べなくなったりすることがあるでしょう。
また、お金を必要以上にほしがる場合も要注意。恐喝などを受けている可能性があります。
1-3.周りの友達とのかかわり
親しい友達がいたのに、最近家に遊びに来ない、話に出てこないといった場合、注意が必要です。単なるけんかであれば心配ないのですが、いじめに巻き込まれていることがあるでしょう。また、遊んでいるのを見ていて、からかわれる・笑われる・命令されるなどのことが見られたら、いじめではないかどうか観察し、話を聞くことが大事です。
1-4.携帯電話とのかかわり
家庭で気付きやすいいじめのひとつに、「ネットいじめ」があります。パソコンやスマホを必要以上に気にしている場合は、メールやネットで嘘のうわさが出回ったり、仲間はずれにされたりしている可能性も。大人には分からないだろうと相談しないことが多いので、気付いたら学校に相談することが重要です。
1-5.持ち物もチェックが必要
服が汚れたり、やぶれたりしている場合、いじめを受けている可能性が非常に高いです。理由を聞いたときに、おどおどしたり、あいまいに答えたりした場合は要注意。また、ノートや教科書に「キモい」「死ね」などの落書きがされてないかもチェックしましょう。やぶられていたり、汚れたりしている場合も同様です。服・ノート・教科書以外にも、上靴なども要チェック。学校で使う物全般に関して注意しておきましょう。
2.いじめられていることが疑われる場合の確認方法
いじめを受けている子供は、そんな自分をみじめに感じるものです。価値のない扱いをされている自分のことを、家族に知られたくないと思うでしょう。また、学校に相談されたらもっといじめがひどくなるかもしれないという心配もあるのかも。いじめが疑われるサインを見つけたら、どう接すればいいのか紹介します。
2-1.根ほり葉ほり聞くよりも大事なこと
いじめのサインに気付き、いよいよ子供に確認したい場合。そのとき、一番してはいけないことは、「誰にやられたの?」「一体どうして?」などと、興奮して質問攻めにすることです。子供は、「ちくった」といじめが陰湿化するのを恐れるでしょう。その前にすべきことは、「お母さん(お父さん)は、何があっても絶対にあなたの味方だよ」と、はっきりと言ってあげることです。そうすることで、子供は怒られたり詰問されたりすることからの不安感から解き放たれ、安心するでしょう。「自分は見捨てられないんだ」と感じてくれていると思ったら、状況を聞き始めるようにするのです。
2-2.絶対言ってはいけない言葉
いじめられていることが判明した場合、絶対子供に言ってはいけない言葉があります。それは、「君にも悪いところがあったんじゃない?」という言葉。子供は、自分を分かってもらえないという絶望感をいだきます。こうなると、最悪の事態を招きかねません。また、「もっと強くなれ」「やり返せ」も禁句。現代のいじめは、昔のいじめと違って、陰湿で悪質。守ってくれる優等生もいないのです。また、いじめるがわの人数が多いことも特徴。つまり、集団でのリンチ状態なのです。はっきり言って、強くなったり、やり返したりして解決できる問題ではありません。
まとめ
いかがでしたか?この記事では、子供がいじめられているかどうか、そのサインの見抜き方と、その確認方法について紹介しました。
- 子供がいじめられている?サインはコレだ!
- いじめられていることが疑われる場合の確認方法
以上の2つのポイントを押さえておけば、いじめられているというサインを見抜けるばかりではなく、サインが出た後の接し方についても分かるでしょう。いじめを解決する第一歩とするためにも、ぜひ参考にしてみてください。