短気な夫にどう対応すべき? 離婚を考える前に実践したいポイント
短気な夫の対応に困っている女性は多いでしょう。
一緒に暮らしていると相手のさまざまな面が見えてくるものです。
「夫がせっかちな性格ですぐ怒る」「暴言を吐く短気な夫が怖い」という悩みを持つ人も多いのではないでしょうか。
実際に夫の短気が原因で離婚を考えている女性も…。
そのような夫とうまくやっていくためには、どうすればよいのでしょうか。
「短気な夫のせいでストレスがたまっている」
「怒りの理由が理解できない」
「短気な夫にはどのように対処すればよいのか?」
このようなお悩みを抱えている方のために、短気な夫への対処方法について解説してきましょう。
短気にもさまざまなタイプがあります。
その内容を知り、結婚生活の悩みを少しでも解消してください。
1.短気な人の共通点
世の中には短気な性格の人がたくさんいます。実は、その人たちにはある共通点があるということをご存じでしょうか? 自分の夫に照らし合わせてみてください。
1-1.プライドが高い
短気な人には「プライドが高い」という共通点があります。すぐに怒るのは、視野が狭くて自分の利益しか考えられないため。自分のメンツを守ることに必死です。バカにされたり冗談を言われたりするだけでもすぐ怒るため、周囲からも「怒りっぽい人」と思われているでしょう。その根本にあるのは「自分に利益がないと気が済まない」という考えであり、プライドが高い人こそ、その傾向があります。
1-2.性格が細かい
小さいことを気にする人、頑固な人にも、短気な人が多いと言われています。普通なら見過ごしそうな僅かなことにもいちいち反応し、そのストレスを瞬時に発散しようとするのです。そのため、すぐに怒ってしまうのでしょう。
また、理屈っぽい性格の人も注意が必要です。自分の言い分がとおらないと怒りにつながり「キレやすい人」に変貌してしまいます。
1-3.小心者
短気な人はとにかく自分を大きな存在に見せたがります。その理由は、小心者だからです。
たとえば、上司に注意されれば部下に当たり散らす、会社で嫌なことがあれば妻や子供にストレスをぶつけるなど、自分より下の存在をターゲットにする傾向にあるでしょう。自分に自信があり、広い心を持っている人は、人に当たるようなことはしません。時には相手に暴力をふるうようなこともあるため、より注意が必要でしょう。
2.短気のタイプと怒りの理由
実は短気には、いくつかのタイプがあります。それぞれ怒りの理由と共にご紹介しましょう。
2-1.論理的に怒るタイプ
短気と言うと「すぐ感情を爆発的に表現する」というイメージがあります。しかし、そうでなく冷静かつ論理的に説教するタイプの短気もあるのです。この場合は怒りの理由がちゃんとあるため、よく考えて行動すれば怒りに触れずに済むことも多いでしょう。
ただ、自分にも他人にも厳しいのがこのタイプ。人にも完璧を求めることが多く、妻としては疲れてしまうでしょう。
2-2.いつもイライラしているタイプ
あなたの夫はいつも眉間にしわを寄せて不機嫌そうにしていませんか? イライラの原因は「不満」です。自己評価が不当に高いため「自分はこんなに努力しているのに評価されない」という不満を抱えてしまいます。ただし、このタイプの場合は、声を荒らげて怒るようなことはあまりないでしょう。
2-3.ちょっとしたことで怒るタイプ
「常に自分が正しい」と思っているため、ちょっとしたことで怒りやすくなります。少しでも自分の意に沿わないことがあれば怒りが爆発してしまい、自分が怒っているという自覚がないのが特徴です。
特に、間違いを指摘されると自分の感情をまるでコントロールできなくなり、手がつけられなくなることが多いでしょう。
3.短気な夫への対処法
では、自分の夫が短気な性格の場合、どのように対処すべきなのでしょうか。できるだけストレスをためずに短気な夫に対処する方法をいくつかご紹介します。
3-1.一緒にイライラしない
夫がたびたび短気を起こしているのを見るとイライラしますよね。しかし、一緒になってイライラしてしまうとケンカの火種が増えるだけです。お互い言い合いになり、よいことは何もないでしょう。短気な人は頭の回転が速いため、売り言葉に買い言葉で言い返すと大変なことになってしまいます。夫がどんなに怒っていても、黙って放っておいてください。
「夫のイライラは自分に関係ない」と思うようにすれば、自分もイライラすることはありません。こちらが冷静な態度をとっていれば、夫も我に返りやすいでしょう。納得がいかなければ、後日、熱が冷めてから冷静に話し合いをしてください。その場は静かに立ち去るのが一番です。
3-2.認めてあげる
短気な人は自分に自信がありません。「誰も自分のことを認めてくれない」という不満を抱いています。だからこそ、普段は気にならないような僅かなことでもしゃくに障ってしまうのです。その原因は被害妄想にほかなりません。しかし、夫に自信を持たすことで短気を解消することは可能でしょう。
つまり、夫を認めてあげればよいのです。心の余裕を失ってしまっている夫の自尊心を高めてあげましょう。そのためには、褒めるしかありません。もちろん、自分が疲れるほど気を使う必要はないでしょう。臨機応変に対応できるように、程々に努力してみてください。
3-3.完璧な妻になろうとしない
短気な夫は、妻への期待度が高いものです。「なぜこうしてくれないのか」という不満がすぐ爆発します。気の弱い女性は「すべて自分が悪い」と思い込んでしまいがち。このままだと自分自身が自信を失い、結婚生活を続けるのは難しくなるでしょう。
相手はもともと他人への期待度が高い人です。要望に応えてあげたとしても、感謝されることはないでしょう。ますます要望がエスカレートしていくだけです。すべての要望に応えようとせず、あくまでも自分のペースを貫くことを忘れないでください。そのくらいのマイペースさがないと、短気な夫と暮らしていくことはできません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。短気な夫に悩む女性は意外と多いものです。夫がなぜ怒るのか、どういう時に怒るのかを理解し、うまくコントロールする方法を見つけるのが最善の策と言えるでしょう。短気な性格を直すのは簡単なことではありません。短気な夫とうまく向き合う方法を見つけましょう。