「結婚3年目には危険が!?」夫婦の倦怠期と離婚率の関係について

結婚3年目に本当の危険がやってくる!? 夫婦の倦怠期と離婚率の関係

結婚3年目には多くの夫婦にとって危機がやってくるといわれています。倦怠期が来て、相手に対する愛情が冷めてしまったり、仕事や家庭の負担が増えてイライラしてしまったり、コミュニケーション不足からストレスがたまってしまったりと、様々な問題が起こります。

そのため、多くの夫婦がこの時期に離婚を選んでしまうのです。しかし、この危機を乗り越えることができれば、夫婦関係はより深まることもあります。

この記事では、結婚3年目に直面する問題点やその原因、そして危機を回避する方法を解説します。夫婦関係を深め、幸せな家庭を築くために、ぜひ参考にしてみてください。

  1. なぜ結婚3年目に危機が訪れやすい?
  2. 結婚3年目の危機の原因
  3. 結婚3年目に訪れる「危機」とは?

「最近、夫婦関係がどうもぎくしゃくしている」「できるだけ長く結婚生活を続けたい」という方は、この記事を参考にして夫婦に迫る危機を乗り越えてください。

1.なぜ結婚3年目に危機が訪れやすい?

1-1.結婚して3年までは序章?

結婚したてのときは、お互い新しい生活に向かって希望いっぱい。好きなもの同士が一緒に生活できることに胸が高鳴っている状態です。しかし、3年間も一緒に生活してみるとお互いに知らなかった部分も見えてくるもの。また、知らなかった部分だけでなく新婚時代の熱愛も冷めてきます。嫌な部分が余計目に付いてきたりマンネリを感じたりするものです。

よい・悪いにかかわらず、何らかの変化を見せるのが「3年目」と言われています。そのため、夫婦にとって3年目を越える・越えられないは結婚生活の序章とも取れるのです。本番は4年目からと考える人も多くいます。

1-2.1~3年目の生活が今後を決める?

新婚生活というものは、お互いにまったく未知の状態です。結婚すれば生活の大半を同じくします。そのため、生活を作り上げたり一緒にいられる幸せを感じたりするのが結婚1年目です。その間は、お互いに何をしなくても自然と相手を求めたり刺激を受け取ったりします。しかし、1年目の勢いのまま生活を続ければ相手に対する欲求や興味が薄れてくるもの。相手を性の対象とだけ見たり恋愛感情のまま生活したりするのは現実的ではありません。一緒に生活する人間として別の価値観や魅力を見つける努力が必要です。

結婚してから3年目までに恋愛や性の対象以外としての魅力を見つけること。それが結婚を3年以上続けられるかどうかの境目となります。その努力を怠けてしまうと結婚を続けるのは難しいと思いましょう。

3年目になると良くも悪くも『慣れ』が出てきがちなんですね。
はい。お互いに悪気なくてもそれが相手を傷つけ、すれ違いの原因となることもあります。

2.結婚3年目の危機の原因

結婚生活はお互いに「継続」しようとする意思が必要です。では、1~3年目の結婚生活の中でどのような行動や考え方が危機へとつながるのでしょうか。この項目にてまとめました。

2-1.生活の中ですれ違いが増える

お互いの仕事やプライベートにおいて時間がかみ合わない。そのような状態が何度も続いてしまうと結婚生活にひびが入ります。新婚生活のときは早く帰ってきていた夫の帰りが遅い・いつも残業になる・飲み会・接待・出張で一緒にいる時間が減る……。同じ家なのに会えない時間が増えると不満も大きくなります。また、夫としても「妻ももっと羽を伸ばしていいのに」と、自分をずっと待つ妻を重荷に感じ始めるのです。

このようにお互いの生活環境を受け入れられずにいると気持ちもずれてきます。

2-2.価値観の違いを受け入れられない

夫婦とはいえ、お互い違う人間。また、考え方や価値観、趣味にも大きな違いがあります。そのお互いに違う価値観や趣味を受け入れられないとけんかに発展することもあるのです。

たとえば、夫が好きなゲーム時間に妻がグチをこぼすパターン。夫としては自分の趣味にかんして文句を言われることに不満がたまってしまいます。反対に、妻の趣味である手芸や花を「邪魔だ」と夫が言ってしまうのも問題です。お互いに大事にしているものについて譲り合うものがないと不満がたまるばかりとなります。

2-3.相手への愛情が冷める

新婚時や付き合っていたときは、相手のダメなところや苦手なところも自然と許せていました。しかし、一緒に生活し始めて共有する時間が増えると我慢が利かなくなります。結婚相手に我慢ばかりしていると愛情も自然と冷めてしまうのです。単純に相手へのマンネリによって愛情が冷めることもあるもの。相手に対して愛情を感じることができず自然と距離を取ってしまうことがあります。

今までがまんしてきたことが、がまんできなくなることも多くなるんですね。
はい。相手への不満が期待を上回ることも増えてくるのが3年目なんです。

3.結婚3年目を節目に訪れる「危機」とは?

結婚生活3年目までに愛情が冷めてしまうと「危機」が訪れる可能性が高くなるもの。では、具体的にどのような危機が訪れるのかチェックしておきましょう。

3-1.夫が不倫・浮気する

夫婦間の愛情が冷めてしまうと夫が浮気・不倫をする確率が高くなります。いつもと違う行動や帰りが遅くなったときは注意しましょう。また、休みの日に1人で外出することが多いときも注意が必要です。

ほかには、急に優しくなるもの要チェック。夫が妻に普段取らないような優しい行動をするときは、隠し事や言えないことをしているものです。

  • 家でしゃべることが減った。
  • 夜に自分を誘ってこなくなった。

以上の2点を感じると共に家での空気が冷たいときは、浮気や不倫を疑ってみましょう。

3-2.家に寄りつかなくなる

不倫・浮気に関係なく夫が家に寄りつかなくなるパターンです。妻との生活に息苦しさを感じた夫が家に帰らないことがあります。

  • 家にいても口けんかを繰り返す。
  • グチばかり言う。
  • 夫のことばかり考える。

家にいてもけんかや夫をいたわらない妻に多いパターンです。自分の生活に心当たりがある場合は注意しましょう。改善しなくても夫が家に帰ってこない限り難しい問題となります。

3-3.新鮮さが薄れてお互いに興味を持たなくなる

家事や仕事で生活の大半が埋もれてしまうとお互いに愛情が冷めていくもの。なぜ2人で生活しているのか理由がわからなくなって離婚するパターンも多くなっています。

特に、育児疲れでお互いに不満をもらすパターンは多いものです。育児だけでなく仕事がプラスされることでお互いの時間はグッと減ります。また、育児を問題に口けんかが増えることも多いもの。夫が育児に消極的で不満が募ることがあります。

また、しっかり話せる時間が無くなると愛情は冷めるものです。会話がないと興味が無くなってしまい離婚へつながることがあります。どこかの時間でしっかりと話す時間を作る努力は必要です。

3-4.口けんかが絶えなくなる

何かに付けて相手に不満をもらすことでけんかになることが多い。このパターンも離婚へつながります。口けんかが増えているときは、相手に対して愛情が冷めているサイン。相手の嫌なところやダメな部分ばかりが目に付く状態です。けんかを重ねることで離婚へ一直線となる夫婦も多くなっています。

3-5.子どもを含めた将来設計がかみ合わない

結婚継続の大きな要因としては、子どもの有無が挙げられるもの。「子どもを作る・作らない」の選択で夫婦間の関係性は大きく変わってきます。離婚しない原因として「子どもために」という声は多く聞かれるものです。

将来設計をするとき、お互い子どもを望むのかどうかしっかりと話し合うようにしましょう。子どもがいる・いないで大きく違っています。また、夫が子どもを望んでいるのかどうか話し合うことも大切です。

結婚3年目を越えられない夫婦は、子どもを含めた将来設計がうまくかみ合わないことも要因となってきます。結婚前に考えたり3年目までに話し合ったりすることが重要です。

不倫が始まりやすいのもこの時期なんですね。
はい。結婚生活を円満に続けていくには、お互いの努力が大切です。

まとめ

この記事では結婚3年目にやってくる危機を中心にまとめました。結婚3年目にやってくる危機とは、いわば結婚の序章です。その間は恋愛の感覚だけでうまく進んでいくもの。ですが、恋愛感情だけで結婚はうまくいきません。結婚相手に対して性の対象としてだけでなく別の側面を見つけること。それができないと結婚3年目の壁を越えるのは難しいと思いましょう。結婚3年目までに愛情が冷めてしまうと夫が浮気したり家に寄りつかなくなったります。それだけでなく、子どもの有無を含めた将来設計がかみ合わないのも結婚3年目の危機に入ってくるもの。普段からしっかりと話し合うことが重要となってきます。