スマホゲーム依存の夫を諦めないで!離婚を考える前にやるべきこと
スマホ依存の夫にお困りではありませんか? 近年、離婚原因の1つとして急増しているのが「スマホ」です。「帰宅後や休日はスマホゲームばかり」「高額な課金をやめてくれない」という理由で離婚する夫婦も少なくありません。「家族よりスマホを大切にする夫はもういらない…」という妻たちも多いはずです。
スマホゲームにはまってしまった依存症の夫には、どう対処すべきなのでしょうか。「夫のスマホ依存が異常で困っている」「スマホ依存の治し方を知りたい」「夫をスマホ依存にしないためにはどうしたらよいのか?」そんなあなたの悩みにお答えしましょう。
1.スマホ依存とは?
今話題の「スマホ依存」とは、具体的にどのような状態のことを言うのでしょうか。その原因についても考えてみたいと思います。
1-1.社会問題になりつつあるスマホ依存症
携帯電話やPHSなどの個人向け通信機器が普及した時代に「携帯電話依存症」になる人が増えました。そして、現在はスマホの普及によって「スマホ依存症」になる人が急増しているのです。スマホは付加価値が多く、長い時間にわたって娯楽を楽しむことができます。そのため、24時間スマホを手放すことができない「スマホ依存症」になってしまうのです。
具体的には、以下のような症状があります。
- スマホを持っていないと不安になる
- スマホなしで1日を過ごすことができない
- 運転中もスマホをいじってしまう
- 人と一緒にいてもスマホを使ってしまう
- お風呂やトイレにまで持ち込む
- 疲れ目になる
1-2.スマホ依存症になる原因
スマホにのめりこむ要因になるものはたくさんあります。一般的に、女性はSNS、男性はオンラインゲームが対象になることが多いはず。今回は、男性に焦点を当てて考えてみましょう。ゲームをプレーすると、脳内のドーパミンが著しく増加します。ドーパミンの増加は快感を引き起こし、快感欲しさに「もっとゲームがしたい」と思うようになるのです。しかし、ゲームを繰り返しプレーしていると、快感が薄れてきます。
そこで、以前と同じような快感を得ようとして脳が働くのです。よりいっそうゲームにのめりこむことによって、ドーパミンの放出がさらに増えるようになります。こういった現象は、麻薬中毒患者が麻薬を欲しがるのと同じ原理です。つまり、スマホ依存症は麻薬依存症と同じということになります。
1-3.スマホゲーム依存症の症状
近年になり「家族がゲーム依存症なのではないか」という専門機関への相談も急増しています。この問題には、インターネット上で不特定多数の人とかかわりを持つことができるオンラインゲームの普及が大きく影響しているでしょう。リアルタイムで不特定多数の相手とコミュニケーションができる楽しさなどから、ゲーム依存症に陥っていく人が多いのです。ゲーム依存症の主な症状は以下のとおり。
- ゲームができないとイライラして落ち着かない
- 日常的に深夜までゲームをしている
- ゲームをしている間は、普段より生き生きしている
2.夫がスマホ依存になることによる影響
夫がスマホ依存になると、家庭にどのような悪影響を及ぼすことになるのでしょうか。今以上に状態が悪化する前に、早めに対処法を考える必要があります。
2-1.夫婦関係がすれ違う
スマホゲームに没頭している夫に対して、寂しさを感じる妻は多いでしょう。「帰宅後は常にスマホのゲームをしている」「外出先も会話をせずゲームばかり」という夫に対して、妻は大きな不満を抱いています。話しかけてもまともに聞いていない、返事をしない夫と会話をするのがだんだん面倒になってくるでしょう。
やがて会話する気もなくなり、コミュニケーションのとれない夫婦になってしまうことは間違いありません。特に、小さな子供がいて家にいる妻にとって、唯一の話し相手は夫だけ、というケースも多いでしょう。そんなときにろくに話を聞いてくれず、ゲームばかりしている夫に嫌気をさすのは当然のことです。離婚の原因になる可能性は十分にあるでしょう。
2-2.子供の教育に悪い
夫のスマホゲーム依存は「子供の教育に悪い」というデメリットもあります。子供の教育にとって、長時間のスマホいじりがよいものであるはずがないでしょう。そんな父親の姿を見ていて「将来、子供もスマホ依存症になるのではないか」と心配している母親は多いものです。
子供がスマホを持つ年頃になると、特に心配になりますよね。食事中もスマホゲームをしている父親を見て、子供はどう育っていくのでしょうか。子供がスマホ依存になってしまったとき、注意することもできませんよね。
3.スマホ依存の夫への対処法
世の中には、スマホゲームに依存する夫への対処に悩んでいる女性がたくさんいます。スマホ依存の夫に対して、どのような対処をするべきなのでしょうか。
3-1.スマホを持ち歩かない
依存症の人は、いつでもどこでもスマホを持っていないと不安やイライラを感じます。喫煙者が禁煙するときと同じ症状であり、その感情は「錯覚」である可能性があるでしょう。まずは、すぐにスマホを扱うことができない状態にすることです。
- ポケットに入れない
- トイレやお風呂に持ち込まない
- 暗証番号を長い文字数のものに設定する
以上のことを試してみてください。また、寝る前にスマホを扱うのが習慣になっている人も多いでしょう。就寝前のスマホは睡眠の質を落とす原因になります。寝る場所とは別のところにスマホを置くようにしましょう。
3-2.ゲームの回数や時間を決める
ゲームには「ストレス発散」というメリットもあります。完全に禁止にしてしまうのはやめた方がよいでしょう。本人がゲーム依存症であることを自覚できたら、1日あたりの回数や時間を決めてしまうのがおすすめ。ゲームをする時間は楽しんでもらい、時間がきたら声をかけて終わりにしてもらいましょう。
また、課金する金額についても制限が必要です。「ゲームへの課金が毎月何万円にもなる」という場合は「1か月にいくらまで」というルールを作りましょう。経済的にゆとりがないことを話し、浪費を抑えてもらうのです。課金分は本人の支払いにする方法もおすすめでしょう。
3-3.ほかの予定を入れる
スマホ依存症やゲーム依存症になると、休日も1日中ゲームに没頭してしまいます。その状態では、家族で出かけることもできないでしょう。そこで、数日前から「次の休日はここに出かけたい」というように約束しておくようにしてください。具体的な時間や行き先を伝えておくことが大切です。
まとめ
スマホ依存症は、今や深刻な問題です。夫のスマホ依存が原因で離婚した夫婦も少なくありません。スマホ依存は、悪化する前に対処することで改善する余地は十分にあるでしょう。あなたも諦めずに、夫のスマホ依存を何とかする方法を考えてみてください。