浮気症かどうか診断しよう!知っておくべき浮気性の基礎知識!
何度も何度も浮気をしてしまう……いわゆる『浮気症』の方、とても多くいますよね。もしかしたら、あなたのパートナー、あるいは自分自身が『浮気症』かも知れません。
しかし、なぜ浮気症と診断されるのか、その原因を知っている人はあまり多くないのが現実です。
そこで、今回は浮気症にまつわる基本的な情報をご紹介します。浮気調査に役立つ探偵の選び方についてもご紹介していますので、ぜひ最後までおつきあいください。
これらの記事を読むことで、浮気症にまつわる基礎知識を得ることができます。浮気はとても大きな問題ですから、後悔しないようにしっかりと学んでいきましょう。
1.浮気症とは?
1-1.浮気症ってどんなもの?
『浮気症』とは、パートナーとの不仲や衝突などが原因によって起こる一過性の浮気ではなく、パートナーとの関係が良好なのにもかかわらず浮気を繰り返してしまう浮気のことです。
浮気症の人は損得勘定ができなくなっており、たとえ次に浮気をしたら制裁を与える、という証書を作っていたとしても、耐えられずに浮気をしてしまいます。
1-2.浮気性と浮気症について
浮気性と浮気症……同じような言葉に聞こえますよね。実際、混同して使っている方も珍しくありません。しかし、浮気性と浮気症は分けて考える必要があります。
浮気性とは浮気が好きな性格のことです。多くの場合、理性では悪いことと分かっていながら、背徳感などを求めて浮気を繰り返します。そのため、正式な証書を作って浮気時に制裁することを伝えれば、矯正することが可能でしょう。なぜなら、浮気するしないを理性で判断できていますので、損得勘定が働くためです。
しかし、浮気症の方は、いわば『浮気してしまう病気』のようなもの。ただ単に浮気が好きな人間と同一視するべきではありません。とはいえ、浮気の正当化にもつながるとされるので、難しい問題でもあります。
2.なぜ浮気を何度も繰り返すのか?
2-1.浮気を繰り返してしまう心理とは
浮気の心理は、実は男性と女性によって異なります。異なる原因は脳の構造の違いも1つですが、何よりも『子孫の残し方の違い』が大きいでしょう。
男性は自分の子孫を同時に残すことが可能です。理論上でいえば同時に100人の女性に自分の子供を産んでもらうこともできます。多数の女性と性交渉をすればするだけ子孫を多く残せるので、できるだけたくさんの女性と性交渉を持ちたいという根源的な欲求があるのです。もちろん、普段はその本能を理性で抑えています。しかし、お酒などによって理性が劣位になることで浮気を起こしてしまいやすくなるわけです。
これに対し、女性の場合は男性と違って本能的な浮気の欲求はありません。なぜかといえば、女性は自分の子孫を作る場合、自分が生むしかないからです。多数の男性と性交渉を持ったからといって多くの子孫が残せるわけではないので、浮気の本能というものがありません。では、なぜ女性が浮気をするのか。多くは男性に対する不満やストレス、不安などが原因です。つまり、極論でいえば男性が女性を満足させてあげられていれば、女性は浮気をしないということになります。
このようなことがよく現れているのが、浮気がばれたときの男女の反応です。男性は複数の女性と性交渉を持ちたい欲求を知っていますから、『俺が悪かった』などと謝ることが多くなります。しかし、女性の場合は男性の不満から浮気することが多いので、相手のせいだ、という意識があるのです。そのため、『あなたが悪いのよ』とか『私はさみしかったの』などと反応することが多くなります。
もっとも、男性も女性もご紹介した理由だけで浮気をするわけではありません。不安やストレスから男性が浮気をすることもありますし、不特定多数の男性と性交渉を経験したくて浮気する女性もいます。
いずれにせよ、どのような原因で浮気するのかをしっかりと話し合うことが大切です。
2-2.浮気症の正体とは?
やめようと努力しているのにどうしてもやめられない浮気……つまり、浮気症の正体は、多くが病気とされています。一定の精神疾患や症候群を発症することで、浮気に発展してしまうのです。
浮気を引き起こしてしまう病気には主に以下のようなものが挙げられます。
- セックス依存症
- 色情症
- 持続性性喚起症候群
では、これらはいったいどのような病気なのでしょうか?
2-3.浮気症の原因となる病気について
2-3-1.セックス依存症
浮気症の原因として最も多いのが『セックス依存症』による浮気です。依存症はれっきとした精神病ですから、セックス依存症も当然病気として位置づけられています。現在においては、薬物依存症、アルコール依存症、ギャンブル依存症に並び、最も一般的な依存症の1つです。
セックス依存症は性的な刺激におぼれることが習慣になってしまいます。徐々に、自分で自分をコントロールできなくなってしまい、そして気がつけば性衝動が理性を上回るようになってしまうのです。
心が弱いだけ、と思う方もいらっしゃるでしょう。しかし、心が強い人でもアルコール依存症や薬物依存症で身を崩すことは珍しくないですよね。依存症に陥ってしまうと、もはや意志の強さでどうにかなるものではありません。そして、当然のことながら、それはセックス依存症も同じなのです。
とはいえ、アルコール依存症にはアルコールがありますし、薬物依存症には麻薬や覚醒剤という明確な原因があります。セックス依存症の場合は明確ではないように見えるため、納得のいかない方もいらっしゃるでしょう。
しかし、もちろんセックス依存症にもメカニズムがあります。そもそもアルコールや薬物に依存してしまう原因は、摂取することで脳内物質が発生して快楽や幸福感を得てしまうことが原因です。つまり、快楽や幸福感を求めて繰り返す内に依存してしまいます。
セックス依存症も同じです。セックスを行うと、脳内には快楽物質が発生します。だからこそ性行為は気持ちがいいのですね。そして、この快楽物質は人に幸福感を与え、不安から一時的に解放させてくれます。ですから、自分の境遇や不安から逃れるための手段としてセックスを行い、次第に依存していってしまうのです。
依存してしまえば、なかなか自分で治すことはできません。まずは医師の診断を受けて、それから周囲の理解を求めながら治す努力をすることとなります。
2-3-2.色情症
セックス依存症以外でいえば、色情症(多淫症)が原因の可能性もあります。色情症(多淫症)は性欲の異常高進を指す精神医学の用語です。一般的には色情狂などと呼ばれることもあります。
色情症には主に2つの種類に分けることが可能です。
- 好訴妄想型(妄想観念型):根拠もないのに、相手から愛されていると錯覚したり主張したりする状態のこと。
- 異常性欲型:性機能障害などによって性欲の抑制ができない状態のこと。男性なら『サチリアジス』、女性ならば『ニンフォマニア』と呼ばれることもある。
これらの内、異常性欲型の色情症が浮気を引き起こす原因となります。サチリアジスやニンフォマニアの人は性欲を制御できず、性行や自慰を何度繰り返しても満足感を得ることができないからです。
ただし、異常性欲型の色情症だからといって浮気をするとは限りません。特に、男性色情症(サチリアジス)の場合は『カサノヴァ型』と『ドン・ファン型』の2種類に分けることができます。この内、ドン・ファン型の場合はむしろ浮気をしづらくなるのです。
- カサノヴァ型:不特定多数の相手と性的快楽を追求しようとするタイプ。1000人の女性と関係を持ったとされる18世紀の芸術家、ジャコモ・ジローラモ・カサノヴァが語源です。
- ドン・ファン型:特定の相手にこだわって性的興奮を抱くタイプ。ドン・フアン・テノーリオという17世紀の道楽者が語源となっています。
ごらんのように、浮気に関係するのはカサノヴァ型の方です。ドン・ファン型であれば、逆にパートナーにいちずなので、浮気はしづらいといえます。
ですから、色情症だからといって必ずしも浮気症になるというわけではありません。
2-3-3.持続性性喚起症候群
何の理由もないのに(性的なこととは関係がなくても)性的興奮を起こし、しかもそれが持続するという病気です。男性に発症することもありますが、多くは女性に起こります。
性欲とは関係がなく性的興奮状態が日常的に起こり続けるため、日常生活をまともに送ることができません。1度オーガズムに達すれば多少は緩和されますが、またすぐにぶり返します。たとえば、米国アリゾナ州に住むキャラ・アヤナという女性は、計測していた2時間で『180回』もオーガズムに達してしまったそうです。
持続性性喚起症候群による性的興奮はきわめて強烈で、ほかの思考ができなくなるほどだといわれています。そして、このきわめて強烈な性的興奮状態が数時間……長いときでは数日から1週間も続くのです。命にかかわる病気ではありませんが、快楽も過ぎれば苦痛でしかありません。
この病気は患者の多くが女性ということもあり、羞恥心などから他人に相談することができないケースがほとんどです。病気が一般的でないこともあり、『どうしてこんなにも淫乱なのだろうか』と自分を責め、苦悩の末に精神を病んだり自殺をしてしまったりするケースもあります。
持続性性喚起症候群は珍しい病気であることもあり、一般の理解が行き届いていません。もしもパートナーが持続性性喚起症候群と診断された場合は、誠実に向き合ってあげることが大切です。
3.浮気症の診断方法について
3-1.浮気症の自己診断方法
病気としての浮気症を自分で判別するのはとても大変です。しかし、以下の3項目に1つでも当てはまるようであれば、体に何かしらの問題が発生している可能性があります。
- 矯正しようと努力しているのになぜか浮気がやめられない
- 性行為をしていないと不安になる
- 性欲が非常に強く、自分を抑えられない
また、浮気症ではなく浮気性……つまり、単なる性的し好として浮気癖があるかどうかについては、次の項目『浮気性の人の特徴』を参考にしてください。
3-2.浮気性の人の特徴
3-2-1.男らしい男性
男性に限る話ですが、筋肉隆々で毛やヒゲが深く身長が高い……いわゆる『男らしい』雰囲気の男性は浮気をしやすいとされています。これはテストステロンという男性ホルモンの分泌量と性欲に因果関係があるからです。
テストステロンは男性ホルモンの95%を占めており、そのほとんどが精巣(こう丸)で作られています。精巣で作られている男性ホルモンなのですから、当たり前のことながら生殖機能にも関係しているわけですね。
生殖機能に関係するホルモンいうことは、それだけ性欲を強くする効果もあります。そして、性欲が強ければ強いほど、当たり前のことながら浮気のリスクは高まるわけです。
3-2-2.精神的に不安定
精神的に不安定な人は、ご紹介したセックス依存症などに陥りやすくなります。結果として浮気をしやすくなるでしょう。
特に女性に多い特徴とされています。なぜかというと、女性はホルモンバランスなどの影響で精神が不安定になりやすいからです。生理や妊娠、結婚、更年期障害など、さまざまなきっかけがあります。パートナーは十分に気を遣ってあげることが大切です。
3-2-3.さみしがり屋
性行為は快楽物質を生み出し、人の不安やさみしさなどを解消する働きがあります。逆説的にいえば、不安やさみしさを感じていればいるほど、性行為におぼれやすくなるということです。
さみしがり屋の人でも、パートナーがしっかりと安心させ、肉体的にも満足させてあげることができれば問題ありません。しかし、十分でないと、浮気につながってしまいます。十分に気を遣ってあげることが大切です。
3-2-4.身近な人物が浮気を繰り返している
薬物を始めるきっかけは友人や恋人などから進められることがほとんどであるといわれています。浮気の場合も、浮気をしている知人から楽しさを教え込まれ、ついつい自分も手を出してしまうことがあるのです。
また、親や兄弟などのごく身近な人が浮気をしていると、浮気をしている姿を見て育つために浮気に対して罪悪感を抱かなくなることがあります。ただし、人によっては反面教師にして育ち、逆に浮気を嫌悪するようになることもあるので一概にはいえません。
3-2-5.後先を考えない
時々、行ったことによってどのような事態が引き起こされるのかを全く考えない人がいます。分かりやすい例でいえば、アルバイト先の店の道具で遊んだ写真をSNSなどに投稿するような人たちです。
ほかにも、万引きの経験がある人。あるいは、現実・インターネット問わず、容易に暴言を吐いてしまう人なども、後先を考えていない人といえます。
このような人は、自分がやりたいことをやりたいときにやってしまいがちです。魅力的な異性が現れれば、後でどのような実害があるのかを考えずに行動してしまうでしょう。
4.浮気症を治すことはできる?
4-1.浮気症の治療、克服方法は?
セックス依存症や色情症などによる浮気を治すためには、やはり病院で医師の診断を受けるのが一番の近道です。服薬したりカウンセラーに心のケアをしてもらったりと、自分ではできない解決法がいくつもあります。また、病気であることが分かれば周囲の理解も得られやすくなり、名誉を回復するための一歩となるでしょう。
とはいえ、問題なのは病気ではなく、ただの性的し好による浮気ですよね。こればっかりは地道に本人の認識を変えてあげなければいけません。
また、ある程度の範囲で認めてしまうのも1つの手です。たとえば、一般の方との浮気は禁止にする代わりに、性風俗店の利用を認める、というような方法が挙げられます。
ほかにも、できるだけ相手の欲求を満たしてあげることも大切です。たとえば、浮気のシチュエーションプレイをしてあげるといった方法が挙げられるでしょう。性的欲求を満たすことができれば、浮気をするリスクも下がります。
4-2.パートナーが浮気症だと気づいたら
パートナーが浮気症だと気がついたら、まずは話し合うことが大切です。そして、できることならば病院で医師の診断を受けるように説得しましょう。もしも、精神的な疾患があるのであれば、薬などによって治療することもできるからです。
4-3.相談先
相談先としては、主に以下のような場所が挙げられます。
- 精神病院の医師
- カウンセラー
- ネットの相談コミュニティー
- 探偵
まずは医師についてですが、これはもはやいうまでもないでしょう。病気の可能性があるので、医師の診断を受けることで解決につながる可能性があります。
カウンセラーは、心のケアや解決法を提示するプロです。浮気などの家庭問題に詳しいカウンセラーに相談すれば、何かしらの解決法が見つかることでしょう。たとえば、特定非営利活動法人(NPO法人)の『よつば』は、不倫や浮気についての相談を無料で行っています。
NPO法人よつば:http://npoyotuba.com/
ネットの相談コミュニティーについては、『Yahoo!知恵袋』や『OKWAVE』などのことです。投稿された相談に対し、サイトの登録者たちが回答をするといった形式となっています。また、中には浮気や不倫を過去にしていた人の悩みや体験について話し合うようなサイトもあるので、浮気をしてしまっているがわの人が相談することも可能です。
不倫ノートブック:http://furin.biz/
また、探偵事務所に相談するのも1つの手でしょう。探偵というと、アニメや漫画のイメージから殺人事件などの解決をしていると思われがちですが、実際には浮気・不倫調査がほとんどです。そのため、浮気や不倫に対する知識も非常に高いので、相談することで適切なアドバイスを得ることができるでしょう。
探偵社アヴァンス:https://www.avance-chiba.com/
4-4.浮気相談の注意点
浮気の相談で最も身近な方法はコミュニティーサイトで相談することでしょう。事実、多くの方が最初に相談するのはYahoo!知恵袋などのコミュニティーサイトです。
しかし、これらのコミュニティーサイトは不特定多数の方が匿名で回答しています。また、しっかりとした根拠を持って回答してくれる人ばかりではなく、憶測やでっち上げを平気でいう方も珍しくはありません。
コミュニティーサイトなどで質問する際は、絶対にうのみにしないでください。あくまでも参考程度に止め、後でしっかりとプロのカウンセラーなどと相談することが重要です。
5.浮気症がどうしても治らないときには……
5-1.傷ついた心を癒やすために
どうしても浮気症が治らない、あるいは直そうという努力をしないような場合には、お互いの心を守るためにも距離をとることが必要となります。
いわゆる別居という手段をとるのが一般的です。これによって頭が冷え、お互いの大切さを再確認することにつながることでしょう。
ただし、別居をしてしまうと、逆に浮気を助長する羽目となったり、気持ちがさらに冷えてしまったりするようなことにもつながりかねません。もろ刃の剣であるということを念頭に置いてから実行してくださいね。
5-2.離婚、慰謝料などの必要性がある場合の準備
もしも別居などの対抗策をとっても改善が見られない場合、いよいよ視野に入ってくるのが離婚、そして慰謝料請求です。離婚で慰謝料を得るためには、まず事前に有利になる証拠をそろえる必要があります。
5-3.浮気調査について
離婚時には有利になるように、浮気の証拠をそろえなくてはいけません。しかし、裁判で有効となる証拠を自分で手に入れるのは容易ではないですよね。
そこで、探偵や興信所に依頼してパートナーの浮気調査をしてもらいましょう。ラブホテルの出入り写真やデート中のツーショット写真など、尾行を行って確かな証拠を手に入れてきてくれます。
5-4.業者選びで知っておくべき8つのポイント
業者選びには抑えておきたい8つのポイントがあります。しっかりと頭に入れておきましょう。
5-4-1.公安委員会への届け出があるかどうか
真っ先に確認しておきたいポイントは、公安委員会に届け出をしてあるかどうかです。
探偵業を行うためには公安委員会へ探偵業の届け出をしている必要があります。つまり、届け出をしていない場合は不正に活動しているということです。当然、調査能力に疑問がありますし、料金設定も普通ではないかも知れません。場合によってはトラブルに巻き込まれることもあり得ます。
ですから、公安委員会への届け出があるかどうかは、真っ先に確認しなければいけません。業者のHPにある会社概要などに『○○県公安委員会 第△△△△△△△△号(○=県名、△=数字)』という表記がされているかを確認してみてください。
5-4-2.実績がどの程度か
実績がどの程度なのかも重要なポイントです。
探偵事務所にも得意な分野というものがあります。たとえば、行方の分からない人の捜索が得意な探偵もあれば、盗聴器調査が得意な探偵も存在するのです。そして、浮気・不倫の調査を得意としている業者も存在します。
もちろん、どの探偵事務所でも浮気や不倫の調査は行っているでしょう。しかし、実績値が高いということは、ノウハウを持っているということです。裁判で有利となる『実用的証拠』を手に入れてくれる確率が高くなります。
同じ額のお金を払うのであれば、より実用的な証拠を手に入れることのできる業者を選ばなければ損ですよね。探偵業者を選ぶ際には、浮気や不倫の調査について強くアピールしている業者を選びましょう。
5-4-3.依頼料の内訳が明確かどうか
依頼前には見積書を提示してもらい、納得がいくものかどうかをしっかりと確認しておくことも大切です。浮気調査は、必ずしも想定期間内に証拠をそろえることができるわけではありません。ですから、場合によっては追加料金が発生する場合もあります。
料金がどのように決められているのかを把握していないと、いつの間にか払える金額を超えてしまっていた、なんてことにもなりかねません。事前にしっかりと説明を聞き、納得できないようであればほかの業者を選ぶのも1つの手ですよ。
5-4-4.調査をどのような機材でどのように行うのか
調査がどのように行われるのかを把握しておくことも忘れてはいけません。なぜなら、違法に手に入れた証拠は裁判において『証拠としては認められない』からです。
たとえば、パソコンやスマートフォンのパスワードを解析してメールや会話アプリを調べ、浮気の証拠を見つけたとしましょう。しかし、人のパスワードを勝手に解析する行為は『不正アクセス行為の禁止等に関する法律』に抵触してしまうのです。
せっかく高いお金をかけて探偵に依頼して得た証拠でも、方法を間違えれば無意味となってしまいます。違法性がないかどうかは、依頼時にしっかりと確認しておきましょう。
5-4-5.対応が誠実かどうか
良い業者というのは対応もしっかりとしているものです。従業員の接客対応もしっかり指導できないような業者が、まっとうな業者であるはずがありません。
ですから、複数の業者に電話をかけ、一番丁寧な対応をしてくれた業者を選んでみるのも1つの手ですね。
5-4-6.対応が早いかどうか
浮気の調査というのはスピードが命です。遅れればそれだけ証拠を得る機会が減ります。また、もしも相手に感づかれればすべてが無駄になるリスクもあるでしょう。ですから、探偵業者を選ぶ際には対応が早いかどうかも重要なポイントとなります。
ただし、早ければいいというわけでもありません。依頼者とターゲットの関係性などを調査もせず、いきなり依頼を受けるような業者は逆に危険といえます。なぜなら、ストーカーや個人的な恨みを抱えている場合などを全く考えていないということの証明だからです。
5-4-7.アフターサービスがどうなっているか
報告書がしっかりと作成されるかどうかや、裁判やその後のフォローがあるかどうかも大きなポイントです。
探偵事務所はただ調査するだけの会社ではありません。浮気や不倫の調査を通じ、裁判などでも味方となってもらわなければ困ります。後のことも考え、しっかりと親身になってくれるかも確認しておきましょう。
6.浮気症と探偵にまつわるQ&A
Q.不倫と浮気は何が違うのですか?
A.不倫というのは配偶者の浮気のことです。これに対し、浮気というのは配偶者にかかわらず、恋人なども範囲に含まれます。
Q.どこまでが浮気や不倫として見なされるのですか?
A.基本的には性行為を行っているかが基準となります。あるいは、性行為を明らかに行っていると判断できる状態にあるかどうかが重要です。
そのため、次のような事実があったとしても、法的には浮気や不倫としては認められません。
- 異性とデートをしていた
- キスをしていた
- 抱き合っていた
デートはただ単に友達関係かも知れません。
また、キスに関しても、国によっては親しい間の挨拶として使われているため、浮気としては認めることができないでしょう。ここは日本だ、という意見も分かりますが、日本人とキスをしたら浮気なのに、外国人とのキスは浮気じゃない、としてしまうと明らかに人種差別になってしまいます。これを法律的に認めるわけにはいかないのです。
また、抱き合っていた、というのも同じ理由で浮気として認められません。ハグは世界的に見れば非常にスタンダードな友人同士の挨拶だからです。最近は日本でも若者を中心に行われるようになっていますので、なおさらでしょう。
Q.慰謝料の相場はどのくらいですか?
A.慰謝料は状況によって大きく変化しますが、だいたい50万円~300万円が相場でしょう。ただし、不倫が原因で離婚する場合、配偶者の資産額によって大きく変動します。
Q.県外でも調査依頼ができますか?
A.もちろん可能です。ただし、交通費や出張費が加算されることが多いので、依頼時にはしっかりと確認しておきましょう。
まとめ
今回は浮気症にまつわる情報をご紹介しました。
浮気や不倫というのは、パートナーに対する明確な裏切り行為です。しかしながら、今回ご紹介したように、やむにやまれぬ事情で引き起こされる『浮気症』というものもあります。
もしもパートナーに事情があるのであれば、誠実に向き合ってあげましょう。大切なのはお互いを理解することです。
中途半端に済ませてはいけないことですので、今回の記事を参考にして、しっかりと解決できるようにしてくださいね。