愛人への慰謝料請求はこうする!浮気や不倫でもう泣かない!
愛人への慰謝料請求について知りたい人のために、知っておくべき知識や方法についてまとめました。愛する人の裏切りは、悲しくつらいものですよね。しかし、起きてしまったことは悔やんでも仕方がありません。浮気や不倫で苦しんでも、何も残らないのです。まずは、愛人に対して、慰謝料請求を行いましょう。浮気や不倫は、許すべきことではありません。金額で解決できるものでなくても、慰謝料請求は愛人に対する正当な行為ですからきちんと行うべきなのです。記事には、役立つ内容が多く載っているのでぜひ読んでみてください。
愛人に反省してもらうためには、慰謝料請求が最も有効な手段です。記事を読んだ人は、慰謝料請求に必要な知識が身に付くだけでなく、浮気や不倫に関する悩みを解決する手掛かりを得ることができます。新しい一歩を踏み出すためにも、ぜひじっくりと記事を読んで参考にしてください。
1.愛人とは
まずは、愛人の定義について確認しておきましょう。どんなときに愛人と呼ぶのかだけでなく恋人との違いについても理解してください。
1-1.愛人の定義
愛人とは、以下の条件が当てはまるときに使うことが多いです。
- 男女が恋愛関係にあること
- 肉体関係を伴っていること
- 婚姻関係に無いこと
- 男女のいずれかもしくは両方ともほかの人と婚姻関係を結んでいること
- 男女いずれかが片方に対して金銭面での援助をしていること
つまり、不倫相手や浮気相手の中でも、特に金銭面での援助を伴う場合に愛人と呼ぶことになりますね。
1-2.愛人と恋人との違い
愛人と恋人は、両方とも恋愛関係にある男女であることには違いありません。しかし、恋人と呼ぶ場合は、互いが未婚であることが条件になります。一方、愛人と呼ぶ場合は、少なくともいずれかが既婚であり片方に対して金銭的な援助を伴う状態となるのです。つまり、愛人と呼ぶ場合は不倫状態にあるとも言えます。恋人と呼ぶ場合は、一般的に不倫状態ありませんので区別しましょう。
2.不倫や浮気で発生する慰謝料とは
では、不倫や浮気で発生する慰謝料について学びましょう。慰謝料はいつ誰に発生するか、相場やシチュエーションごとの慰謝料例など、具体的に参考にしてください。
2-1.不倫や浮気の慰謝料の特徴
不倫や浮気は、物質や肉体へのダメージによる損害賠償ではありません。あくまでも、不倫や浮気の事実に対しての、精神的ダメージを受けたことへの慰謝料請求となることが特徴です。不倫や浮気は、社会的にはあってならないことですから、慰謝料請求は正当な手段となります。
2-2.慰謝料はいつ誰に発生するか
浮気や不倫の慰謝料は、浮気や不倫の事実が発覚したときから発生します。慰謝料を支払うべき人は、愛人もしくは配偶者です。慰謝料請求は、愛人もしくは配偶者のいずれかもしくは両方を対象に行動を起こすことができます。なお、慰謝料請求の時効は不倫の事実があったことを知ってから3年となるので注意しましょう。
2-3.不倫や浮気の慰謝料の相場
不倫や浮気の慰謝料にも、相場があります。ただし、慰謝料の相場は浮気や不倫によってどんな被害があったかによっても異なるものです。そのため、慰謝料請求をするときは、自分の状況を考えて不利益があった分を金額として請求することを考えてください。実際に慰謝料請求をするときには、多くの事例を参考にすることをおすすめします。
2-4.さまざまなシチュエーションごとの慰謝料
不倫や浮気の慰謝料の相場について、シチュエーションごとに紹介します。それぞれについて、目安として参考にしてください。
2-4-1.子どもがいる場合
浮気や不倫は、子どもの教育に悪影響となります。自分の親が不倫や浮気に走ったことで、引きこもりになったり自暴自棄になったりする子どもも多いものです。子どもがいる場合の相場については、以下を参考にしてください。
- 子どもがいる場合の相場:100万円から200万円程度
2-4-2.別居をした場合
浮気や不倫が原因で、夫婦関係がうまくいかなくなった結果、別居をするケースも多いです。別居は、実質的に夫婦関係の破たんを意味するだけでなく、住居費などの金銭的な被害も出てきます。別居をした場合の慰謝料相場は、以下をご覧ください。
- 別居の場合の相場:100万円から250万円程度
2-4-3.離婚をした場合
浮気や不倫は、夫婦にとって大きな裏切り行為です。中には、修復不可能となって離婚に至るケースも少なくありません。離婚をした場合の慰謝料相場にかんしては、以下を参考にしてください。
- 離婚をした場合の相場:200万円から300万円程度
2-4-4.そのほかの場合
そのほかの場合として、別居や離婚に至らなかった場合と浮気や不倫の結果として愛人が配偶者の子どもを作った場合の慰謝料相場を示しておきます。
- 別居や離婚もしない場合:100万円程度
- 愛人が配偶者との子どもを作った場合:200万円から300万円以上
愛人が配偶者との子どもを作った場合は、重大な裏切りとなります。そのため、慰謝料も高額になると考えてください。なお、子どもを認知するかどうかによっても慰謝料の金額が上下することになります。
3.愛人への慰謝料請求について
愛人への慰謝料請求について知っておくべきことを学びましょう。請求方法の種類や必要なもの、注意点などの基本を理解してください。
3-1.慰謝料の請求方法とは
愛人に対して、浮気や慰謝料の請求をするときには、主に以下の方法があります。
- 書類による請求
- 裁判による請求
- 話し合いによる請求
書類による請求や裁判による請求は、請求を起こした証拠も残るためおすすめです。しかし、当事者同士での話し合いによる請求も可能となります。
3-2.慰謝料請求に必要なものについて
愛人への慰謝料請求に必要なものについては、以下を参考にしてください。
- 慰謝料の請求文書
- 浮気や不倫の証拠資料
どんな方法で請求する場合であっても、浮気や不倫の証拠資料は必要です。慰謝料請求が妥当であることの証明になりますから、きちんと用意しましょう。
3-3.愛人へ慰謝料を請求するときの注意点
愛人へ慰謝料を請求するときは、妥当な金額であるかどうか考えてください。常識で考えて多過ぎる金額を請求しても、実際に支払うことが不可能となることも多いのです。支払い能力に応じて、現実的な金額を要求しましょう。なお、愛人がスムーズに支払ってくれるとは限りません。慰謝料請求は、長期化する可能性があることも心得ておきましょう。
4.愛人へ慰謝料を請求する方法について
愛人へ慰謝料を請求する方法も、いくつかあります。
4-1.愛人へ慰謝料を請求する方法とは
それぞれ具体的に解説します。どの方法が最適か、検討してみてください。
4-1-1.書類による慰謝料請求
慰謝料請求を、書類送付により行う方法です。多くの場合は、内容証明を伴うことが特徴となります。書類での請求は、慰謝料請求を行うことの意思の表れでもあり、証拠として残ることからも多くの人が利用している方法です。書類での慰謝料請求は、感情的になりにくいこともメリットと言えるでしょう。
4-1-2.裁判による慰謝料請求
書類送付でも慰謝料請求に応じなかったり、最初から法的な手段を取りたかったりする場合は、裁判による方法を選ぶことになります。裁判ですから弁護士への依頼が必要です。法的な手段となりますから、決着するまで数か月か時間が掛かることもあります。愛人の態度に反省が無かったり、書類での慰謝料請求で誠実な対応が無かったりする場合は、裁判も考えましょう。
4-1-3.話し合いによる慰謝料請求
書類や裁判での慰謝料請求のほかにも、当事者同士の話し合いにより慰謝料の支払いを請求する方法もあります。愛人が不倫や浮気に対して深く反省していたり、書類送付や裁判をしなくても慰謝料請求に応じたりする場合は、話し合いによる慰謝料請求を選んでもいいでしょう。ただし、当事者だけでなく第三者を交えることが大切です。なお、話し合いの場で、愛人が急に態度を変えることもあるので注意しましょう。話し合いで解決できそうもないときは、ほかの方法に切り替えてくださいね。
4-2.慰謝料請求に必要なものを確認しよう
慰謝料請求に必要なものを具体的に確認しましょう。書類による請求・裁判による請求・話し合いによる請求、それぞれについて解説します。
4-2-1.書類による慰謝料請求に必要なもの
書類による慰謝料請求に必要なものは、下記をご覧ください。
- 慰謝料の請求文書
- 浮気や不倫の証拠
- 書類の郵送代
書類による慰謝料請求は、比較的安価に済むことが特徴です。請求文書を作成した後は、郵便局から内容証明にて愛人に送付しましょう。
4-2-2.裁判による慰謝料請求に必要なもの
裁判による慰謝料請求に必要なものについては、以下を確認してください。
- 裁判所に提出する訴状
- 浮気や不倫の証拠
- 裁判費用
- 弁護士への報酬
裁判となると、裁判費用が掛かります。また、弁護士への報酬も必要です。また、裁判になるとお金のほかにも、裁判所に出向くなどの手間や時間も必要になることを忘れないでください。
4-2-3.話し合いによる慰謝料請求に必要なもの
話し合いによる慰謝料請求に必要なものにかんしては、下記をご覧ください。
- 慰謝料の請求文書
- 浮気の証拠書類
- 示談書
- 印鑑
- 立会人
なお、話し合いによる慰謝料請求を選んだ場合は、当事者以外に立会人として第三者を交えることをおすすめします。弁護士など、法律に詳しく公平な立場にある人にお願いしましょう。
4-3.慰謝料請求の方法に関する注意点
慰謝料請求の方法については、徐々に法的効力があるものにしていくことが肝心です。書類を送付するだけで慰謝料を支払ってくるときは、裁判を起こす必要はありません。また、慰謝料請求を行うときには、脅迫(きょうはく)しないようにしてください。あくまでも、浮気や不倫に対して正当な方法で慰謝料請求していることを淡々と伝えるようにしましょう。
5.浮気や不倫についての相談や調査について
浮気や不倫についての相談や調査について、解説します。慰謝料請求のときにも、浮気や不倫の証拠があると有利に進めることができるので参考にしてください。
5-1.浮気や不倫で相談や調査をするべき場合とは
浮気や不倫で相談や調査をするべき場合は、主に以下のときとなります。
- 浮気や不倫の悩みから抜け出したいとき
- 浮気や不倫の証拠を客観的に掴(つか)みたいとき
- 浮気や不倫で愛人に慰謝料請求をしたいとき
- 浮気や不倫を確認して離婚や親権獲得を有利に進めたいとき
浮気や不倫では、相手が不利になる証拠を揃(そろ)えることが大切です。しかし、自分ひとりでは感情が邪魔をして客観的に調査をしたり事実関係を把握したりすることが難しくなります。第三者に相談することは、浮気や不倫の解決を早め、有利にするためにも必要と考えてください。
5-2.浮気や不倫の調査や相談ができるところ
調査や相談は、民間の相談窓口・弁護士や司法書士・探偵事務所や調査事務所など、さまざまなところで行うことが可能です。それぞれについて、特徴やメリット・デメリットを確認しておきましょう。
5-2-1.民間の悩み相談窓口
民間の悩み相談窓口に相談することもできます。まずは、誰でもいいから話を聞いてもらいたいときに利用するといいでしょう。
- メリット:電話やメールで気軽に相談できる
- デメリット:法的な効力は無い・浮気調査はできない・的外れは回答が来ることもある
なお、以下を参考にしてください。
5-2-2.弁護士や司法書士
弁護士や司法書士などの法律の専門家への相談は、愛人に対して法的な手段を取りたいときに効果が高いと言えるでしょう。
- メリット:法律の専門家としてのアドバイスを受けることができる
- デメリット:相談費用が高い・感情的な相談は難しい
5-2-3.探偵事務所
浮気や不倫の相談や調査にかんして、多くの人が探偵事務所に依頼するようになっています。理由は、多くのメリットがあるからですね。弁護士や司法書士に相談する前に、探偵事務所を利用してみるのもおすすめします。
- メリット:不倫・浮気の相談から調査まで一括して依頼できる・証拠を掴(つか)むことができる
- デメリット:相談や調査には費用が掛かる・法的な手続きはできない
探偵事務所では、浮気や不倫の相談や調査以来が絶えません。そのため、多くのノウハウが蓄積しているのです。また、慰謝料請求のときに必要な浮気の証拠を入手するためにも、有利と言えます。なお、浮気や不倫の相談や調査にかんしては、下記でも受け付けていますので参考にしてください。
5-3.浮気や不倫の相談・調査方法
浮気や不倫の相談・調査方法について学びましょう。それぞれについて、具体的に確認してください。
5-3-1.浮気や不倫の相談方法
相談方法は、対面で直接相談する方法のほかにも、電話やメールなど顔を見せなくても可能となります。悩みの深刻度によって、使い分けるのも賢い方法です。また、本格的にじっくり相談する前に、電話やメールで概要を伝えてみて相手が信頼できるところかどうかを確認してもいいでしょう。
5-3-2.浮気や不倫の調査方法
主なものにかんしては以下をご覧ください。
- 対象者の素行調査
- 対象者の尾行調査
- 対象者周辺の聞き込み調査
- 対象者のインターネットやSNSでの発言調査
浮気や不倫は、あらゆる調査方法を行って事実関係を確実なものにしていきます。実際の調査では、プロが今までの経験から適切だと判断する方法を複数組み合わせることが多いです。
5-4.浮気や不倫の相談・調査に関する料金相場
料金相場については、以下を参考にしてください。
- 悩み相談だけの場合:無料から数千円程度
- 1日間で4時間の調査:45,000円
- 4日間で合計16時間の調査:190,000円
- 6日間で合計24時間の調査:285,000円
- 8日間で合計32時間の調査:380,000円
良心的なところでは、相談だけの場合は無料となるところも多いです。また、オプション調査や延長調査の必要がある場合は、料金が上乗せとなりますので覚えておきましょう。実際に必要な料金については、見積もりをもらって検討してみてください。
5-5.浮気や不倫の相談をするときの注意点
相談をするときには、以下のポイントに注意してください。
- 浮気や不利の事実関係を客観的に話すこと
- 自分がどんな解決を望むのかを伝えること
- 口が軽い人や信頼できない人に相談しないこと
浮気や不倫の相談は、ごくプライベートな内容です。しかし、口が軽い人や信頼できない人に相談することで、周囲にばれてしまう可能性もあります。嫌な思いをしないためにも相談先はしっかり選んでください。
6.愛人への慰謝料請求に関するよくある質問
最後に、愛人の慰謝料請求に関するよくある質問に回答します。不安や疑問は、小さなことでも解決しておきましょう。
6-1.愛人が慰謝料請求に応じない場合はどうすればいいですか?
慰謝料請求を行っても、愛人が素直に要求に応じるとは限りません。何回も請求しても応じない場合は、法的な手段を取りましょう。具体的には、慰謝料請求の裁判を起こすことです。裁判所からの通知を見た途端に、慰謝料請求に応じる可能性が高くなります。法律は、浮気や不倫に厳しいものです。あきらめずに、請求を続けましょう。
6-2.慰謝料請求を行うときに支払い方法の指定はできますか?
慰謝料の支払いについては、一括で受け取るか分割で受け取るか指定することも可能です。しかし、実際の慰謝料は数百万円になることもあります。愛人の経済状況によっては、一括支払いが不可能になることも多いでしょう。確実に慰謝料を支払ってもらうためには、分割支払いを許可することも大切です。絶対に一括払いにしてもらいたいという人もいますが、現実を考えると難しいケースがあることも理解してください。
6-3.浮気や不倫の慰謝料の代わりとして子どもの養育費を請求できますか?
自分の子どもの養育費にかんしは、愛人に請求することはできません。もしも、請求する場合は、離婚後に配偶者に対して行うことになるはずです。浮気や不倫の影響で離婚したケースで、子どもの養育費でもめるケースは多くあります。愛人に請求する慰謝料とは別に、配偶者に対しても別途慰謝料請求や養育費請求を行いましょう。弁護士など、法律の専門家に相談して必要な手続きを進めてください。
6-4.愛人が失踪(しっそう)してしまった場合の慰謝料請求はどうなりますか?
愛人に慰謝料請求を起こした後で、失踪してしまった場合は困りますよね。実際に慰謝料を支払ってもらえなくなってしまうからです。もしも愛人が失踪(しっそう)した場合は、探偵事務所の出番と言えます。愛人の居場所を突き止めてもらってから、改めて慰謝料請求を行いましょう。逃げても無駄だと感じてもらうことで、解決しやすくなりますよ。
6-5.愛人への慰謝料請求の裁判費用は誰が負担するのですか?
裁判費用は、基本的に訴えた側(がわ)が負担することになります。また、弁護士費用も同様です。そのため、裁判を開始するときには費用が掛かりますので注意しましょう。弁護士に依頼するときにも、着手金の支払いが必要です。また、慰謝料請求が確定したときには、規定の割合で弁護士に報酬を支払う必要があります。裁判になった場合は、慰謝料が丸ごと自分に入ってくるわけではないことを知っておきましょう。
まとめ
不倫や浮気は、重大な裏切り行為です。配偶者の裏切りは、心の傷となって大きな悲しみとなりますよね。しかし、起きてしまったことは事実として認識することも大切です。不倫や浮気の事実があった場合は、きちんと証拠を掴(つか)んでから正当な方法で愛人に慰謝料請求を行いましょう。現在の日本では、不倫や浮気による精神的な苦痛は慰謝料請求を行うときにも立派な理由となります。泣き寝入りをしてはいけません。堂々と愛人に慰謝料を請求して、今後の人生に役立ててください。愛人への反省を促すためにも、また、社会的制裁を与えるためにも、記事を参考にして慰謝料請求を行いましょう。