不倫をばらすと名誉毀損になるって本当? 詳しく解説します!
不倫の対応方法によって、名誉毀損に当たる場合があることをご存じでしょうか。不倫の事実を知っただけでも悲しいのに、悩みは深まるばかりですよね。しかし、どのように対応すればいいのかわからないことも多いことでしょう。
そこで今回は、不倫の名誉毀損について、相談や調査方法を含め、詳しく解説します。
この記事を読むことで、不倫の名誉毀損に関する知識が身につき、落ち着いて対処できるようになります。まずは、記事をじっくり読んでみてください。
1.名誉毀損とは?
まずは、名誉毀損の基本をしっかり理解しておきましょう。
1-1.名誉毀損とは?
名誉毀損とは、何らかの発言や行動によって他人の名誉を傷つける行為のことです。名誉毀損の条件には、以下のポイントがあります。
- 不特定または多数人が認識できる状況(公然性)があること
- 事実の提示をする
- 人の社会的評価を低下させる
1-2.不倫に関する名誉毀損で罪になることについて
不倫に関する名誉毀損には、大きく分けて以下の2つの種類があります。主な違いは下記のとおりです。
- 刑事名誉毀損:不倫の事実を提示し、社会的評価を低下させた場合にだけ成立(国が法律に従い刑罰を与える)
- 民事名誉毀損:不倫の事実の提示、もしくは、意見や評論を用いて社会的評価を低下させた場合に成立(訴えられた人が賠償責任を負う)
2.不倫と名誉毀損について
不倫と名誉毀損には、深い関係があるものです。名誉毀損となる行為はどんなものか、具体的に解説します。
2-1.名誉毀損となる行為は?
不倫をされても、以下の行為は名誉毀損となる恐れがあるのでやめておきましょう。
- 不倫相手の会社に不倫の事実を公表する(FAXやビラまきなど)
- 不倫相手の家のドアに不倫中であることの張り紙をする
2-2.不倫をばらす行為について
不倫をばらす行為は、名誉毀損に当たることがあるので気をつけてください。第三者でも、浮気を会社や世間に対して公表することは名誉毀損になります。たとえば、「この人はパートナーに不倫をされている」ということを公的な場所でばらすことも名誉毀損となるのです。不倫は、ごくプライベートな内容であり、個人間で解決するべき問題といえます。不倫をばらすことはやめましょう。
2-3.不倫の証拠がなく公表された場合
不倫の証拠がなくても、公表された場合は名誉毀損が成立します。なぜなら、公然性(不特定多数の人が知ることができる状況)があるからです。証拠がなくても噂(うわさ)が広がり、転勤や退職を迫られる・周囲から無視されるなどの嫌がらせを受けるなど、実質的な被害を受けることもあります。軽い気持ちで公表することは避けるべきでしょう。
2-4.侮辱罪や脅迫罪とは?
侮辱罪とは、公然と人を侮辱することに対する罪です。また、脅迫罪とは、人を脅すことに対する罪となります。不倫について公の場で、相手の人格や社会的立場をおとしめるような発言をした場合、侮辱罪を問われる可能性があるのです。また、不倫をネタにして金銭や何らかの要求をすることは、脅迫罪となるので注意しましょう。
2-5.不倫と名誉毀損に関する注意点
不倫がいけないことであっても、公然の場で事実をばらし、社会的評価を下げる権利はありません。個人的な感情を持ち出してはいけない場所もあるのです。不倫をされた側としては悔しい気持ちもわかりますが、名誉毀損で罪に問われたら本末転倒になります。不倫の制裁は、ほかの方法で考えてください。
3.不倫を見つけたらどうするべきか
不倫を見つけたたらどうするべきか、具体的に解説しましょう。
3-1.まずは冷静になることが大切
愛するパートナーが自分以外の異性と性的関係を持っているのは、とてもショックなことです。多くの人が感情を抑えきれないのもわかります。しかし、まずは、冷静になりましょう。感情が先走ることで、解決策を見失ってはいけません。状況を整理し、事実関係を把握してください。
3-2.自分がどうしたいのか考えよう
不倫を見つけた後は、自分がこの先どうしたいのかじっくり考えてみることです。自分の意志に反しない道を選びましょう。別れたくないのなら、パートナーとの関係修復に努める必要があります。別れるのなら、パートナーと不倫相手に対してどうしてほしいのか、慰謝料請求などはどうするかなど、しっかり考えてください。
3-3.合法的な制裁を加えよう
不倫が悔しくても違法な手段で相手を追い詰めてはいけません。相手から名誉毀損で訴えられる可能性もあるのです。不倫には、合法的な制裁を与えることを考えましょう。合法的な制裁とは、謝罪請求や慰謝料請求を裁判や文書などで求めることです。不倫の当事者にとって、自分たちの関係が公の場で問われることは大きな負担であり、社会的にも精神的にも大きな制裁であるといえるでしょう。
3-4.不倫を見つけたときのそのほかのことや注意点
不倫を見つけたとき、必要以上に自分を責めてしまう人がいます。しかし、不倫はパートナーに対して重大な裏切りであることを知りながら踏み込んだ当事者が悪いのです。自分を責めず、次に何をするべきか落ち着いて考えてください。なお、不倫を見つけただけでは、相手に合法的な制裁を与えることもできません。当事者に反省を促し、制裁を受けてもらうためにも専門家に相談し、意見を聞いたり調査を進めたりすることをおすすめします。
4.不倫の相談や調査について
不倫の相談や調査は、実績豊富な探偵会社に依頼することをおすすめします。依頼するメリットや調査方法・セキュリティーや費用相場など、詳しく解説しましょう、
4-1.探偵会社について
不倫の相談や調査は、信頼できる探偵会社に依頼することをおすすめします。たとえば、以下の条件を満たすところですね。
- 不倫の調査で豊富な実績がある
- 調査方法の説明がわかりやすくて的確
- 調査費用がリーズナブルで明確
- 相談や質問に親身になって回答している
- きちんとした調査報告書を出している
- 顧客からの信頼が厚い
- 活動地域の公安委員会に探偵業の許可を得ている
なお、当アヴァンスでも数多くの不倫にまつわる相談をお受けしてきました。誠実で的確な調査において自信がありますのでぜひご相談ください。
4-2.探偵会社でできることや依頼するメリット
探偵会社でできることや依頼するメリットについて、それぞれ学びましょう。
4-2-1.探偵会社でできること
探偵会社では、以下のようなことができます。
- 不倫相手の素性を知ることができる
- 不倫の事実を確認できる
- 不倫の証拠を押さえることができる
4-2-2.探偵会社に依頼するメリット
探偵会社に依頼するメリットは、たくさんあります。主なものは、以下をご覧ください。
- 相手にバレにくい
- 自分で調査するより精度や効率がいい
- きちんとした調査報告書を受け取ることができる
4-3.探偵会社での不倫の調査方法
探偵会社では、主に以下のような方法で不倫の調査を進めていきます。
- 聞き込み調査
- 張り込み調査
- 追跡調査
- SNSなどでの発言調査
実際には、調査内容や状況によって複数の方法を組み合わせて行います。
4-4.探偵会社のセキュリティーについて
探偵会社では、個人情報の取り扱いに特に注意を払っています。個人情報の流出は、探偵会社も信頼を失い、深刻なダメージを受ける原因であるため、きちんと管理しているのです。しかし、すべての探偵会社が信頼できるとは限りません。たとえば、内容がほかのスタッフや顧客にもれそうな場所で相談を受けている(事務机と同室のソファーなど)ところもあります。探偵会社のセキュリティーに関しては、慎重に調べておくことが大切です。
4-5.不倫の相談や調査の費用相場
不倫の相談や調査の費用は、探偵会社によってさまざまです。また、調査内容によっても異なります。以下は、当アヴァンスの浮気調査費用の一例(すべて税別料金)です。
- 1日お試しパック4時間:45,000円
- 4日パック16時間:190,000円
- 6日パック24時間:285,000円
- 8日パック32時間:380,000円
上記費用には、事前調査費(下見・視察)・車両費(普通車・バイク・自転車)・機材費・フィルム代・調査報告書作成費などを含みます。調査内容や地域によっては出張料金などの追加費用がかかることがあるのでご相談ください。実際の費用については、探偵会社と相談して見積もりを出してもらうといいでしょう。安心して依頼するためにも必要です。
4-6.不倫の相談や調査に関する相談窓口
不倫の相談や調査に関する相談窓口は、探偵会社のお問い合わせ窓口などを利用するといいでしょう。親切なところなら、自社のホームページにて24時間受け付けています。当アヴァンスでも、こちらからご利用いただけますのでお気軽にご利用ください。なお、フリーダイヤルもご用意しているので、いずれかご都合のいい方法を選べます。
4-7.不倫の相談や調査に関する注意点
不倫の相談や調査は、信頼できる探偵会社に相談することが大前提です。また、自分が探偵会社に何をしてほしいのか、ハッキリしておくことも必要でしょう。探偵会社に相談に乗ってもらっているうちに、徐々に感情的になり、当初の目的を見失ってしまう人もいます。不倫問題を解決するためにも、効率よく調査してもらうことを考え、冷静に依頼しましょう。
5.不倫の名誉毀損に関するよくある質問
最後に、不倫の名誉毀損に関するよくある質問に回答します。多くの人が悩む内容ですから、それぞれ参考になることでしょう。
Q.不倫された立場で名誉毀損となるのが納得できないのですが?
A.納得できないのもわかります。しかし、法律で規定しているため、名誉毀損に当たる行為は控えてください。慰謝料請求や裁判になったときに、不利になってしまいます。冷静に対応しましょう。
Q.名誉毀損で訴えられた場合、どんな処罰を受けるのですか?
A.名誉毀損の罪が認められた場合、以下のいずれかの処罰を受けることになります。
- 3年以下の懲役もしくは禁錮(きんこ)
- 50万円以下の罰金
Q.不倫調査の結果はどのくらい保管するのですか?
A.探偵会社では、依頼者に調査報告書を渡した時点で任務が完了します。従って、情報を保持している意味もなくなるのです。個人情報保護の点からも、すぐに廃棄して情報流出のリスクを減らすことが一般的といえるでしょう。ただし、業者によっても異なるので確認しておくとより安心です。
Q.不倫調査で満足する結果が得られないときの対処方法は?
A.どんなに腕のいい探偵会社であっても、調査期間中に決定的な証拠を得られないこともあります。調査対象者に動きがなかったなど、タイミングの問題もあるでしょう。不倫調査が不発に終わった場合、調査を継続するかどうかは、探偵会社ともよく相談して決めることが大切です。追加調査には改めて費用がかかります。追加の費用に納得できる場合は、前向きに検討してください。
Q.不倫されたのが許せないので調査結果を元に裁判をしたいのですが?
A.裁判をしたい場合は、調査結果を元に弁護士などの法律家に相談してください。探偵会社では、法律が絡む問題は対応できないからです。
まとめ
今回は、不倫の名誉毀損について詳しく解説しました。不倫に関連する名誉毀損で悩む人は多く存在します。不倫を見つけたときには、まずは、冷静になって考えてみましょう。そして、相談や調査によって確実な証拠をつかむことが大切です。不倫は倫理的に許されることではありません。しかし、証拠もなく対象者を非難する、不利益を与えることは避けてください。不倫は、あくまでも合法的に裁かれるべきなのです。